金 4,644円 (+4)

プラチナ 3,557円 (+78)

6/29、ニューヨーク市場の金相場は上昇。ドルの下落に加え、英国の欧州連合(EU)離脱決定の衝撃で生じた長期的な金融市場の不透明感から安全資産への投資意欲が依然強いことが背景。銀は1年半ぶり高値に上伸、白金とパラジウムは3%超値上がりした。金相場は、衝撃的な英国民投票結果を受けて8%超急伸した24日に付けた、2014年3月以来の高値1358.20ドルを依然下回っている。金現物は米東部時間午後2時半(1830GMT)時点で1オンス当たり1%高の1324.90ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物8月きりの清算値は0.7%高の1326.90ドル。三菱商事のジョナサン・バトラー氏は「この先まだ大きな不確実性が見込まれるが、過去数日間の株価の動きをみると、リスクオン地合いが間違いなく回復しつつある」と指摘。「金は中期的には米連邦準備制度理事会(FRB)の向こう数カ月間の利上げの可能性がとても低いことに支えられるだろう」と語った。世界の株式市場は先週の大幅下落からの回復を続けた。一方ドルは主要通貨のバスケットに対し0.5%下落した。山東黄金集団のチーフアナリストは「英国のEU離脱が市場に深刻な影響を与えているとみなされれば各中央銀行が市場を落ち着かせるために介入するだろう。それは金相場にとって良くない」と述べた。U.S.マネーリザーブのフィリップ・ディール氏は「英国のEU離脱はマグニチュード7の地震のようなもの。これは大きな本震なのか、それとも前震なのか」と話した。コメルツバンクのアナリスト、カーステン・フリッチュ氏は「英国民投票をめぐる不透明感が中心材料となっており、米雇用統計が予想より大幅に高い数字にならない限り、FRBの利上げタイミングを変えるとは思わない」と語った。東京貴金属の金相場は反発。終値は、2017年6月先ぎりが前日比25円高の4322円、他限月が21~25円高。日中立ち会いは、円相場の軟化を受け、ポジション整理の買いが先行して始まった。その後、取引中のニューヨーク金先物相場の上昇を背景に水準を切り上げたが、大引けにかけて円の引き締まりを眺め伸び悩んだ。東京ゴールドスポット100は、20円高の4337円で取引を終えた。銀はしっかり。期先3限月の終値は、1円50銭~1円70銭高。白金は円安を受け反発。17年6月先ぎりは39円高の3245円、ほかが31~43円高で終了した。パラジウムは堅調。終値は、出合いのなかった10、12月きりを除き1~75円高。