金 4,620円 (-15)

プラチナ 3,549円 (+40)

6/20、ニューヨーク市場の金相場は下落。今週行われる英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で、残留支持派が勢いを取り戻しているとの世論調査結果を受け、リスク志向が強まり、株価が押し上げられた。23日の国民投票で英国がEUを離脱するとの観測を背景に、金相場は先週約2年ぶりの高値を付け、ユーロやポンド建てでは3年ぶりの高値を記録した。ただ三つの世論調査で、全体的に見れば有権者の意見は真っ二つに分かれているものの、残留支持派が勢いを取り戻していることが示され、金相場は高値水準から値を消した。金現物は米東部時間午後2時46分(1846GMT)時点で0.8%安の1オンス=1288.50ドル。一時1277.34ドルの安値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値は0.2%安の1オンス=1292.10ドル。MKSの取引責任者、アフシン・ナバビ氏は「(金相場の動きは全て)英国のEU離脱に絡むものだった。英国が残留する可能性が一部で取り沙汰されている」と述べた。世界の株価は上伸し、ポンド相場は強含んだ。CPMグループは文書で「23日の国民投票の結果にかかわらず、投票終了後に金相場は下落するだろう」と指摘。「下げ幅は残留の場合には離脱を上回るかもしれないが、急落するだろう」と予想した。COMEXの投機筋の金先物買い越し幅は14日時点で、約5年ぶりの高水準を記録した。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、シモナ・ガンバリニ氏は「先週初めから数日間、英国のEU離脱観測が強まり、金相場の上昇につながった。現状では拮抗(きっこう)状態に近づきつつあるため、金相場押し上げの勢いが弱まっている」と語った。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの17日時点の金保有量は、2013年9月以来の高水準となった。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに反発。終値は、中心限月2017年4月先ぎりが前週末比12円高の4302円、ほかは5~14円高。日中立ち会いは、ニューヨーク金相場が前週末の東京市場の大引け時点に比べ水準を切り上げたことや円相場の軟化を映し、反発して始まった。その後は、取引中のNY金の下落を眺め、上げ幅を縮小した。東京ゴールドスポット100は5円高の4305円。銀はまちまち。期近3限月は出合いがなかった。白金は8営業日続落して寄り付いた後も、NYの上値の重さを受けて下げ幅を広げ、17年4月先ぎりが15円安の3259円、他限月は11~20円安で取引を終えた。パラジウムは期先3限月がまちまち。