金 4,663円 (+20)

プラチナ 3,685円 (-44)

6/9、ニューヨーク市場の金相場は米国債利回りの低下や世界的な株安、米連邦準備制度理事会(FRB)利上げ観測の後退などに支援され、3週間ぶり高値に上伸した。相場は、弱い米雇用統計と、直近の利上げ期待を抑制したイエレンFRB議長発言を受け、1.5%高を演じた前日の流れを引き継いだ格好。金は金利上昇に極めて敏感だ。金利上昇は、金利の付かない資産である金の機会費用を高めてしまう。金現物はGMT1942(日本時間10日午前3時42分)時点で、0.6%高の1オンス=1269.66ドル。一時0.8%高の1271.31ドルと、5月18日以来の高水準を付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の金先物8月きりの清算値は0.8%高の1272.70ドル。シカゴに拠点を置くRJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、エリ・テスファエ氏は、テクニカルな買いが今後の価格上昇を示唆していると指摘。「金はテクニカルに上抜けした。長期に及ぶ強気相場の兆候を踏まえれば、5月の高値(1303.6ドル)に戻るだろう」とし、1300ドルの水準を上回ると予想した。同氏はさらに「ドル高なのに金は堅調に推移しており、強地合いを示している」と話した。投資家らは6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性をほぼ排除しており、7月の利上げの可能性が約26%に低下したことも、金の強気を招いている。ただ、英HSBCはリポートで「金には一段の上昇余地があるが、目先急伸するには阻害要因もある」と指摘。「FRBが市場にサプライズを与え、利上げに踏み切ることで、急速に値を消す可能性は常にある」と、警戒感を示した。東京貴金属の金相場は4日続伸。終値は、中心限月の11月先ぎりが前日比21円高の4310円、他の限月は20~27円高。日中立ち会いは、米利上げ観測の後退を背景に、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場が上昇したのを受けて、強気の買いが先行した。その後はNY金相場が上げ一服となり、円相場が引き締まったことから、手じまい売りが出て上げ幅を縮めた。午後は小動きだった。東京ゴールドスポット100は21円高の4326円。銀は上昇。1円80銭~2円30円高で取引を終えた。白金は4日ぶり小反落。中心限月の17年4月先ぎりは4円安の3462円、他の限月は12月きりの2円高を除き5~8円安。NY白金高を眺めて買いが先行したが、その後は勢いが続かず、値を消した。パラジウムは期先2限月だけが約定し、6円安~2円高とまちまち。