金 4,596円 (+49)

プラチナ 3,635円 (+33)

6/3、ニューヨーク市場の金相場は2%超上昇した。このまま推移すれば、1日の上げ幅としては7週間ぶりの大きさとなる。米雇用統計が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに動けないとの観測が広がったのが背景。米労働省が発表した5月の雇用統計によると、雇用の伸びは5年超ぶりの小ささだった。これにより、FRBが追加利上げに踏み切るのは困難になった可能性がある。利上げ観測を背景に、金相場は5月30日に3カ月半ぶり安値の1199.60ドルまで下落していたが、雇用統計の発表を受けて大きく値を上げた。現物は米東部時間午後2時19分(1819GMT)時点で2.5%高の1オンス=1240.70ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物8月きりの清算値は2.5%高の1242.90ドル。HSBCセキュリティーズ(ニューヨーク)の主任金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「金相場の雰囲気は良くなっている。債券利回りの急落とドル安、株安が要因であることは明確だ」と指摘。欧米株、ドル、原油価格、債券利回りはいずれも米雇用統計発表後に下落している。ABNアムロのアナリスト、ジョルジェット・ボーレ氏は「非農業部門の就業者数の増加幅急減はドル相場にマイナスで、金相場にはプラス。早期の利上げ観測は明らかに後退しており、貴金属相場は一段と上昇するだろう」と語った。東京貴金属の金相場は3日続落。終値は、中心限月2017年4月先ぎりが前日比29円安の4219円、ほかは24~32円安。日中立ち会いは、2日のニューヨーク金先物が、対ユーロでのドル高に圧迫されて続落した流れを引き継ぎ、売り先行で始まった。その後は、取引中のNY金の堅調を映して下げ幅を縮小する場面もあったが、午後は円の引き締まりを眺め、押し戻された。東京ゴールドスポット100は32円安の4234円。銀は10~30銭安。8~12月きりは取引が成立しなかった。白金も3日続落。終値は、17年4月先ぎりが58円安の3348円、他限月は53~64円安。安寄り後、いったん下げ幅を縮めたが、円高・ドル安に圧迫され、日中始値水準まで売られた。パラジウムは期先3限月が42~50円安で取引を終えた。