金 4,628円 (+19)

プラチナ 3,739円 (+10)

5/30、ニューヨーク市場の金相場は続落し、一時2月中旬以来、1オンス=1200ドルを割り込んだ。利上げをめぐる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の発言を受け、ドルが2カ月ぶりの高値に上昇したことが背景。イエレン氏は先週末、景気が上向くなら、数カ月以内に利上げすべきだとの考えを表明。6月か7月に利上げする可能性が高まった。また、セントルイス連邦銀行のブラード総裁は30日、世界経済は夏の利上げを「受け入れる態勢を十分に整えている」ようだと指摘した。一方、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は先週、欧州や日本のマイナス金利政策は、米国では最終手段にすぎないと表明。スプロットのジョン・シャンパグリャ氏は、長期的にマイナス金利が金相場を押し上げる公算が大きいとした上で、「世界はこうしたマイナス金利時代や、こうした環境に慣れていないため、金は通貨の代替になると思う」と語った。現物相場は一時1%安の1199.60ドルと、2月17日以来の安値に下落。米東部時間午後2時18分(1818GMT)までに0.6%安の1205.20ドルで取引された。先物は0.8%安の1207.4ドル。英米が祝日で休場のため、商いは薄かった。シンク・フォレックスのナイーム・アスラム氏は「(次の)下値支持線は1185ドル、これを割り込めば1160ドルに向かう道が開かれる」と分析。「運用担当者は強気な投資を減らし、ヘッジファンドはドルに極めて強気になっている」と語った。コメルツバンクによると、ポジションはFRBが12月の利上げの地ならしをしていた2015年11月初旬にも、同様に急激なペースで減少。「金相場は1200ドルから1050ドルに下落した」ことから、「さらに50ドル前後下げる可能性がある」という。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2017年4月先ぎりが前週末比9円安の4284円、ほかは7~14円安。日中立ち会いは、27日のニューヨーク金先物相場が、早期の米利上げ観測を背景に3カ月ぶり安値に沈んだ地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後も、NY金の下落を眺め、先ぎりは継続足で一時1月下旬以来4カ月ぶりの安値を付けた。一方、円相場の軟化で下値抵抗も強く、最終的には日中始値付近まで戻して引けた。東京ゴールドスポット100は9円安の4305円。銀は小甘い。白金は安寄り後、NY安を眺め下げ幅を広げた。17年4月先ぎりが49円安の3454円、他限月は32~47円安。パラジウムは16円安~4円高で取引を終えた。