金 4,706円 (-35)

プラチナ 3,811円 (-61)

5/23、ニューヨーク市場の金相場は4営業日続落し、3週間半ぶりの安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月にも利上げに踏み切るとの観測が高まったことを映した。終盤のショートカバーにより、下げ幅は限られた。金相場は、FRBが4月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表して以降、圧迫されている。議事要旨では、米経済は6月追加利上げへの用意ができつつあると、FRB当局者が考えていることが示された。金利上昇は、金利の付かない金融商品である金の保持を不利にする。米セントルイス連銀のブラート総裁は23日、米金利があまりに長期にわたって低すぎれば金融不安定を招きかねないとした上で、市場の利上げ観測が高まっていることは「おそらくは良いことだ」と話した。ABNアムロのアナリスト、ジョーゼット・べーレ氏は「FOMC議事要旨は明らかに予想よりも利上げ志向のインフレ・タカ派的で、地合いの若干の変化をもたらした。6月もしくは7月にFRBが利上げする可能性が高まっている」と述べた。現物は一時、4月28日以来の安値となる1オンス=1242.63ドルに下落。米東部時間午後3時25分(1925GMT)時点では、0.1%安の1オンス=1250.96ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物6月きりの清算値は0.1%安の1251.50ドル。BMOキャピタルマーケッツの非鉄・貴金属取引部門ディレクター、タイ・ウォン氏は「市場は6月利上げの可能性を5%から30%に改めて織り込み直した。ただ、6月利上げのハードルは依然として高く、金相場へのテクニカルな打撃は回避されている」と指摘。「FRB当局者のタカ派的な発言にもかかわらず、緩やかなショートカバーが入ったほか、上場投資信託(ETF)の買いも続いている」と話した。投資家が米早期利上げの可能性を意識する中、短期物の米国債利回りは小幅上昇する一方、株価は世界的にほぼ横ばいだった。世界最大の金ETF、SPDRゴールドトラストの金持ち高は前週末20日、1%増の869.26トンと、2013年11月以来の高水準となった。東京貴金属の金相場は反落。終値は、中心限月2017年4月先ぎりが前週末比30円安の4391円、ほかは25~30円安。前週末のニューヨーク金先物相場が3日続落した地合いを引き継ぎ、反落して始まった。その後は、NY金の水準切り下げや円の引き締まりを眺め、下げ幅を拡大して取引を終えた。東京ゴールドスポット100は31円安の4413円。銀は小幅まちまち。白金は4日続落。反発して始まった後は、NY安を眺め値を消した。17年4月先ぎりが10円安の3591円、他限月は5~12円安。パラジウムは安寄り後、下げ幅を広げた。