金 4,763円 (+21)

プラチナ 3,778円 (+39)

3/31、ニューヨーク市場の金相場はドルや株価の下落を受けて上昇した。米利上げ観測が後退する中、四半期ベースでは約30年ぶりの上昇率となった。米東部時間午後2時55分(1855GMT)時点では、1オンス=0.6%高の1232.06ドル。金塊先物は中心限月の清算値が7ドル高の1235.60ドル。ドル指数が一時、5カ月ぶり半の安値を付けたことで、金は一時1.2%高となった。世界の株価は4営業日ぶりに下落。激しい値動きとなった四半期が終了した。RBCウエルス・マネジメントのジョージ・ゲロ氏は「金は着実に値上がりしている。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長がハト派の声明を公表後には、大きく値上がりした」と語った。また「景気への疑問やインフレなき状況に加え、トレーダーが最も嫌う不透明感が広がり、金の上昇につながっている」と述べた。金は他の相場と同様、4月1日に発表される米雇用統計で新たな方向性が示されることを待ち構えている。軟調な数字が示されれば、利上げは差し迫っていないとの見方が強まりそうだ。ABNアムロのアナリストは、雇用統計が少し弱い程度であれば、相場は再び大きく値上がりする公算が大きいと語った。金が今年の1~3月期に16.2%高となり、四半期ベースでは1986年以来の大きな上昇率を記録した。世界成長への懸念が背景にあり、株が急落し、安全逃避の買いが入った。キャピタル・エコノミクスのシモナ・ガンマリニ氏は「特に中国に対する懸念を受けた安全逃避の需要と、FRBの追加利上げ観測の後退、インフレ見通しの高まりが重なり、金価格急騰の背景となった」と指摘した。東京貴金属の金相場は反落。終値は中心限月2017年2月先ぎりが前日比42円安の4408円、他限月は34~42円。日中立ち会いは、30日のニューヨーク相場が、米早期利上げ観測の後退を背景に下落した地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後は為替、NYとも値動きが鈍い中、狭いレンジでもみ合い、日中始値付近で終了した。東京ゴールドスポット100の終値は43円安の4440円。銀は金の下落になびき、期先2限月がいずれも50銭安と軟調。他限月は出合いがなかった。白金は小幅続伸。NYの底堅さを眺めて高寄りした後は、NY次第の動きとなった。終値は6~17円高。パラジウムは安い。