金 4,738円 (-86)

プラチナ 3,729円 (-112)

3/23、ニューヨーク市場の金相場は約2%下落した。ここ1年間で特にきつい下げとなっている。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らによる米利上げ見通しについてのタカ派的な発言を受けてドルが上昇したことが背景。前日はベルギー連続テロの発生を受けて安全資産需要から値上がりしていた。金現物相場は米東部時間午後2時57分(1857GMT)時点で1オンス当たり1.9%安の1224.46ドル。一時は2.6%安まで下げていた。25日からのイースター休暇を前に投資家らが利益確定の売りを出したことも相場を圧迫した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の中心限月4月きりの清算値は2%安の1224ドル。中心限月が1日でこれだけ下落したのはここ1年間でまだ6回目。トロントのTDセキュリティーズの商品(コモディティー)戦略責任者、バート・メレック氏は「FRB当局者の発言が4月か6月の利上げを示唆したことで、市場は見通しを再調整した」と説明。英国の欧州連合(EU)残留か離脱かの決定といったイベントなど、世界市場の不透明さが今後数週間で安全資産を求めての金買いをさらに誘発する可能性があると語った。米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、米経済の改善が続けば、早ければ4月にも追加利上げを検討すべきだと述べた。またシカゴ連銀のエバンズ総裁は、年内の利上げは2回との予想を示した。セントルイス連銀のブラード総裁は23日、これまで低下していたインフレ予想が安定化しつつあり、「期待がもてる兆候だ」と語った。ABNアムロのジョルジェット・ボーレ氏は「大幅な利上げとドルの急伸があれば、金が値上がりするのは非常に難しくなるが、いかなる利上げも緩やかなものとなるだろう」と語った。東京貴金属の金相場は3営業日続落。終値は、中心限月2017年2月先ぎりが前日比29円安の4432円、他限月は27~33円安。日中立ち会いは、ブリュッセルでの連続テロ事件を背景にニューヨーク金先物相場が買われたのを受け、小反発して始まった。しかし、寄り後は、NY金が25日のイースター休暇を控えた調整売りに値を下げると、東京金もつれて軟化した。先ぎりは一時4421円と約3週間ぶりの安値を付けた。東京ゴールドスポット100は29円安の4465円。銀は40銭安~30銭高とまちまち。白金は反発。終値は、17年2月先ぎりが20円高の3548円、ほかは19~24円高。前日のNY相場高を受けて高寄りしたが、その後はNY相場が水準を切り下げるのを眺めて上げ幅を縮小した。パラジウムは12円安~16円高と小幅まちまち。