金 4,803円 (+21)

プラチナ 3,627円 (+38)

2/29、ニューヨーク市場の金相場は1%上昇。株安や弱い内容の米指標が支援材料となり、安全資産としての魅力が高まる中で、月間ベースでは4年間で最大の上げ幅を記録した。金現物は米東部時間午後2時56分(1956GMT)時点で1.3%高の1オンス=1238.41ドル。月間ベースでは10.6%高となる公算で、これは2012年1月以来の上昇幅となる。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の金先物4月きりの清算値は1.1%高の1234.40ドル。ナティクシスのアナリスト、バーナード・ダーダー氏は「今年の世界市場は不安定な出だしとなった。一部の国はマイナス金利に移行しており、米利上げ見通しは肯定的に捉えられていない」と分析した。株安や世界経済の減速懸念に直面する中、金塊は年初来で約16%急伸し、リスクを嫌う投資家の避難先となっている。2月は1年ぶり高値の1260.60ドルを付けた。米利上げ観測の見直しも支援材料となった。三菱商事のアナリスト、ジョナサン・バトラー氏は「3月に入るがテクニカルな経済指標はかなり堅調で、世界最大の金上場投資信託(ETF)への資金流入の動きを好感しているようだ」と指摘。その上で「ただマクロ経済面では、来週には欧州中央銀行(ECB)が追加の金融緩和を発表する可能性があり、ユーロが対ドルで軟化して全ての商品相場の重しとなろう」と予測した。東京貴金属の金相場は反落。終値は2017年2月先ぎりが前週末比28円安の4412円、他の限月は22~31円安。日中立ち会いは、前週末のニューヨークの金相場がドル高を背景に下落したことから、売りが先行した。その後は、NY金が強含みで推移する一方、円相場が引き締まったことから強弱材料が打ち消し合ってもみ合いになり、終盤は水準を下げた。東京ゴールドスポット100は32円安の4456円。銀は金相場の下落になびいて、1円~1円50銭安で終了した。白金は小反発。17年2月先ぎりが11円高の3339円、他の限月は6月きりの5円安を除き2~12円高。円安を背景に小反発して始まり、その後はNY白金の上昇に支えられて堅調に推移した。ただ、終盤は円相場の上昇が重しになり、伸び悩んだ。パラジウムは17~35円高で取引を終えた。