金 4,663円 (+103)

プラチナ 3,640円 (+93)

1/29、ニューヨーク市場の金相場は小幅高。昨年10~12月期の米国内総生産(GDP)統計で経済成長の急減速が示されたのを受け、相場は押し上げられた。金相場は1月、5%を超える上昇率を記録。中国を中心とする世界の成長見通しをめぐる懸念が下支え要因だった。こうした懸念を背景に、米国の利上げペースに関する疑問が浮上している。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「さまざまな市場において2月の状況はこれほど悪くならないかもしれない。このため、(金)上場投資信託(ETF)への資金の流れに陰りが見られれば、相場は下落する可能性がある」と指摘。「だが今月得たプラスの教訓は金が安全資産としての役割を持っているということで、この役割が恐らく、困難な年を通じて金の支援要因になるだろう」と説明した。金現物は米東部時間午後2時51分(1951GMT)現在、0.2%高の1オンス=1116.46ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金2月きりの清算値は0.1%高の1オンス=1116.40ドル。日銀が予想外にマイナス金利を導入したため、世界の株価は急伸、円相場は下落した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の利上げペースを鈍化させるとの期待感も株、金の下支え要因だった。RBCキャピタル・マーケッツの貴金属アナリスト、ジョージ・ゲロ氏は「先物市場によると、FRBの3月の利上げ確率は20%を下回っている」と指摘。10年物米国債の低利回りも金相場の支援材料だと述べた。27日の金相場は12週ぶりの高値となる1127.80ドルを記録。FRBが世界経済と金融市場を注視していると表明、3月の利上げは恐らくできないとの観測が強まった。MKSの取引責任者、アフシン・ナバビ氏は「相場が上昇するとすれば、1150ドルの水準を期待している。特に今週FRBが一段とハト派姿勢を示したため、1100ドルでは下支えられるもようだ」と語った。ダラス連銀のカプラン総裁は、FRBが忍耐強く政策決定を行うとの見通しを示したが、相場にはほとんど響かなかった。東京貴金属の金相場は7営業日続伸。終値は、中心限月12月先ぎりが前日比54円高の4295円、他限月は48~57円高。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場安を受け、小反落して始まった。午前はレンジでもみ合ったが、日銀金融政策決定会合で、マイナス金利導入が決まったと伝わると、外為市場で円安・ドル高が加速、これを眺めて東京金は急伸、一気にプラス圏に浮上した。その後は戻り売りに押されたが、高値圏で推移した。東京ゴールドスポット100は56円高の4322円。銀は10銭安~10銭高。白金は6日続伸。安寄り後、円相場の急落を受けて切り返し、12月先ぎりが21円高の3374円、ほかは14~23円高。パラジウムも、13~27円高と3日続伸で引けた。