金 4,579円 (+22)

プラチナ 3,591円 (+7)

1/27、ニューヨーク市場の金相場は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で世界経済や金融の行方を「緊密に監視する」方針が示されたことや、予想通り政策金利が据え置かれたことを受け、約3カ月ぶり高値に上伸した。今回の声明では経済見通しへのリスクは均衡しているとの文言が削除され、世界経済や金融市場がこうした見通しにどのように影響する可能性があるかどうか、検証していることが説明された。BMOキャピタル・マーケッツのタイ・ウォン氏は「FOMC(声明)は『リスクは均衡している』を削除し、市場の状態を認めることで、素っ気なくも本心からハト派に同意を示した。そのため金相場が急伸している」と指摘。「強気筋にとって、これは次の重要なハードル、雇用統計発表を前に、金相場を押し上げる誘因だ」と語った。金現物相場は米東部時間午後2時55分(1955GMT)時点で0.6%高の1オンス=1126.70ドルと、11月3日以来の高値をつけた。FOMC声明発表前は0.5%安で取引された。声明発表前に取引を終えたニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりの清算値は0.4%安の1115.80ドル。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に公表した経済見通しでは、2016年は25ベーシスポイント(bp)刻みで4回の利上げが示唆されていたが、FOMCが金利据え置きを決める直前は、投資家は25bp1回の利上げを予想していた。ETF証券のマーチン・アーノルド氏は声明発表前、「投資家はディフェンシブなものを求めており、株価が一段安となる恐れや、世界成長をめぐる市場の不安は、金にとって良い環境だ」と指摘した。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストによると、26日時点の持ち高は2152万オンスと、11月5日以来の高水準。東京貴金属の金相場は5営業日続伸。中心限月12月先ぎりが前日比41円高の4235円、他限月は39~41円高で取引を終えた。日中立ち会いは、26日のニューヨーク金先物相場が、不安定な金融市場への警戒感を背景に急伸したほか、為替相場が円安・ドル高に振れたことから、強気買いが先行して始まった。その後は、決め手となる材料に乏しく、日中始値近辺でもみ合った。東京ゴールドスポット100は、41円高の4259円。銀は40銭~1円20銭高。2月当ぎりは取引が成立しなかった。白金は4日続伸。高寄り後も、NY白金の堅調を受けて水準を切り上げ、12月先ぎりは93円高の3348円で大引けた。ほかは82~99円高。パラジウムは9~33円高と反発。当ぎりは出合いがなかった。