金 4,411円 (-24)

プラチナ 3,402円 (-32)

1/12、ニューヨーク市場の金相場は3営業日続落した。欧州と米国の株式市場の反発で、安全な資産の逃避先という金塊の魅力が低下したことに加え、ドルが通貨バスケットに対して上昇したことが背景にある。金現物は米東部時間午後2時39分(1939GMT)時点で1オンス当たり0.3%安の1090.30ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりの清算値は1%安の1085.20ドル。米国と欧州の株価が日中高値から下落したことで、金塊は下げ幅を縮小した。ドル指数は3営業日続伸した。株価の上昇は、先週の急落の後でリスク投資意欲が回復しつつあることを示唆した。INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は「各社の決算が予想より悪くなることはなさそうである上、中国など数カ国のマクロ指標は安定化しつつあり、また原油相場が上昇する可能性がある。このため株式市場の反発は続くと予想され、金が1055~1060ドルの水準に値下がりする可能性もあるとみている」と語った。金塊の年初の上昇は、相場が100日移動平均の上値抵抗線にぶつかった先週後半に失速した。米金利上昇をめぐる懸念が金の上値を抑えている。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に政策金利を引き上げて以来、2016年に追加利上げが何回あるかに注目は移っている。ナティクシスのアナリスト、バーナード・ダーダー氏は2カ月ぶり高値水準に達した先週の相場上昇について「中国の株価急落と、それがもたらした不安感が金相場を押し上げた」と説明。「しかし総じて、金は今年1000ドルを下回ると予想する。市場はFRBの決定に注目するだろう」と語った。東京貴金属の金相場は3営業日ぶり反落。終値は、中心限月の2016年12月先ぎりが前営業日比62円安の4109円、他の限月は60~63円安。日中立ち会いは、対ユーロでのドル高進行を受け、ドル建てのニューヨーク金相場が下落したことから、ポジション調整の売りが先行した。その後も円高やNY金塊先物相場の軟化が重しとなり、終盤に下押した。東京ゴールドスポット100は64円安の4134円で取引を終えた。銀は1円30銭~2円10銭安。金の下落になびいてまばらの売りが出た。白金は急反落。中心限月の12月先ぎりは190円安の3156円、他の限月は189~200円安。NY白金相場の急落と円高を受けて売りが先行し、その後も弱気の売りに下げ幅を拡大した。全ぎりが一代の安値を塗り替えた。同じく白金族のパラジウムも急落し、113~144円安でこの日の取引を終えた。