金 4,551円 (-3)

プラチナ 3,611円 (-39)

12/8、ニューヨーク市場の金相場は反発した。ドルが小緩んだことに加え、世界的に株価が下落したことを受けて買われた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週にも利上げに踏み切るとの見方から頭重い展開となった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国が、市場シェア維持のために記録的高水準の産油を続ける中、原油相場はほぼ7年ぶりの安値に沈んだ。原油など商品相場の値下がりも金相場が伸び悩む要因となった。原油相場がさらに下値を切り下げれば、デフレ懸念を引き起こしかねない。そうなれば、原油高に伴うインフレへのヘッジ先となる金にとっては悪材料となる。金現物は米東部時間午後2時42分(1942GMT)時点で1オンス当たり0.3%高の1073.18ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月きりの清算値は0.10ドル高の1075.30ドル。サクソバンクの商品取引責任者オール・ハンセン氏は「当面、金相場は様子見モードだ」と指摘した。ただ市場間参加者の目下の関心事は依然として米利上げ判断となっている。ハンセン氏は「もっとも相場は、(利上げの)ニュースが実際に届くまで、エクスポージャー減らしに関して反応する準備はできていない」と語った。ABNアムロのコモディティーストラテジスト、ジョーゼット・ボール氏は、この日の反発相場について、ドル軟化に伴う安値拾いの買いが入っただけだと説明。金の上昇は長続きしないと明言した。コメルツバンクはメモで、「FRBが利上げに踏み切り、不透明感が後退すれば、金現物需要は多かれ少なかれ戻ってくる可能性がある」との見通しを示した。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに反落。終値は中心限月2016年10月先ぎりが前日比52円安の4221円、他限月は51~56円安。日中立ち会いは、7日のニューヨーク金相場が為替のドル高・ユーロ安を反映して売られた地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後はNY次第でもみ合いとなり、日中始値近辺で終了した。東京ゴールドスポット100の終値は53円安の4250円。銀は金の下げになびき、12月当ぎりと期先3限月が1円40銭安~変わらずと軟調。2、4月きりは出合いがなかった。白金は急反落。7日のNY安を受けて大幅安で寄り付いた後はもみ合い。現在のNYの底堅さを背景に安値からは下げ渋った。終値は101~109円安。パラジウムは期先3限月が36~48円安。他限月は約定されなかった。