金 4,495円 (+24)

プラチナ 3,604円 (+74)

12/3、ニューヨーク市場の金相場は反発し、約1%高になった。欧州中央銀行(ECB)が予想通り中銀預金金利を引き下げたことを受け、ユーロが急速に買い戻された動きになびいた。ECBは3日の定例理事会で、市中銀行がECBに預け入れる余剰資金への中銀預金金利を、これまでのマイナス0.20%からマイナス0.30%に引き下げた。一方で、指標となる政策金利は年0.05%に据え置いた。引き下げが一部の市場関係者の想定よりも小幅なものにとどまったことで、ユーロは対ドルで約3%反発した。MKSのトレーディング責任者、アフシン・ナバビ氏は「(ECBの決定前に)読んだ記事、話した人はすべて利下げを想定していた」と指摘。「しかし、ECBが主要政策金利を据え置いたことは、市場ではむしろ驚きをもって受け止められた」と話した。金現物は米東部時間午後3時22分(2022GMT)時点で、1オンス当たり1.1%高の1064.71ドル。これに先立ち、2010年2月以来の安値となる1045.85ドルを付ける場面もあった。序盤の売りは、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長によるこの日の発言で、今月内の利上げ観測が高まったことが背景。一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物2月きりの清算値は0.7%高の1061.20ドル。商品投資会社・アドバイザーズ(ニュージャージー州)の共同創業者、ビル・オニール氏は「この日の値上がりは、ドル安が要因だと思う」と語った。ただこの買い戻しに関しては、「持続性」はないとの見方を示した。市場では4日に発表される11月の米雇用統計について、利上げ判断のさらなる材料を見極める上で注目されている。ジュリアス・ベアのアナリスト、カーステン・メンケ氏は「仮に雇用統計の内容が予想よりも強くない場合、いくらか買い戻しが入るだろう」と語った。ただし「(買い戻しが入っても)金相場の長期的な見通しは変わらない」と話した。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2016年10月先ぎりが前日比44円安の4154円、ほかは43~48円安。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場安を受け、安寄りし、その後もNY金の急落を眺めた売りに下げ幅を広げた。全限月が一代安値を更新し、先ぎりは一時4121円と継続足で約1年半ぶりの安値を付けた。しかし、午後に入り、円の軟化や株価の下げ幅縮小、今晩開催される欧州中央銀行(ECB)理事会を材料にポジション調整の買いが入り、安値を切り上げた。東京ゴールドスポット100は45円安の4183円。銀は20銭~1円60銭安と安い。16年2月きりと10月先ぎりが一代安値を塗り替えた。白金は反落。終値は、16年10月先ぎりが16円安の3324円、ほかは9~16円安。NY安を受けて安寄りし、その後も軟調に推移した。ただ、午後に入ってからは現在取引中のNY白金がプラス圏に転じると、安値から値を戻した。パラジウムは期先を中心に続落。出合いのなかった期近2限月を除き、34~52円安で引けた。