金 4,471円 (-59)

プラチナ 3,530円 (-37)

12/2、ニューヨーク市場の金相場は反落し、ほぼ6年ぶりの安値となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が、米国が景気後退から回復したことを意味する利上げの実現に「期待感」を示したことで、売りがかさんだ。イエレン議長は講演テキストの中で、15、16両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を示唆することまでは踏み込まなかった。ただ議長の発言を受け、ドルは対ユーロで7カ月超ぶりの高値を付けた。FRBはこの日発表した地区連銀景況報告(ベージュブック)で、労働市場は過去数週間で賃金上昇圧力とともに緩やかに引き締まったと指摘。大半の地区で緩やかな景気拡大が継続しているとの見方を示した。これを受け、現物相場はややマイナス幅を縮小した。金現物は米東部時間午後3時25分(2025GMT)時点で1オンス当たり1.4%安の1053.70ドル。一時は2010年2月以来の安値となる1050.25ドルまで売り込まれた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物2月きりの清算値は0.9%安の1053.80ドルだった。欧州中央銀行(ECB)が3日の定例理事会で追加金融緩和に動くとみられている一方で、FRBは月内に利上げに踏み切るとの観測が高まっていることから、金相場は圧迫されている。CIBCエコノミクスのシニアエコノミスト、アンドリュー・グランサム氏は「イエレン議長は米国経済が緩やかなペースで成長を続けているとの認識を示した。ただベージュブックは若干、緩やかな傾向を示した」と語った。FRBは利上げ循環のタイミングを、経済指標の強さに関連付けてきた。このため4日発表の11月雇用統計はとりわけ注目を集めている。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2016年10月先ぎりが前日比12円安の4198円、他限月は9~16円安で取引を終えた。日中立ち会いは、1日のニューヨーク金先物相場が、年内の米利上げ観測を背景に軟化したことから、弱気売りが先行して始まった。寄り後は、めぼしい材料が見当たらず、ポジション調整主体の売買となり、小幅レンジでもみ合った。東京ゴールドスポット100は16円安の4228円。銀は当ぎりと期先2限月が30銭安~10銭高。白金は小幅続伸。堅調なNY白金相場を眺めて利益確定の買いが先行、16年10月先ぎりが7円高の3340円、他限月は2~8円高で引けた。パラジウムは16年4月きり以降が4~21円安と反落した。