金 4,526円 (+47)

プラチナ 3,557円 (+44)

11/30、ニューヨーク市場の金相場は反発、およそ1%上昇した。しかし、ドル高で年内の米利上げ観測が高まる中、相場は引き続きほぼ6年半ぶりの安値付近にとどまっている。金現物は米東部時間午後2時57分(1957GMT)時点で1オンス当たり0.9%高の1066.40ドル。前週末に付けた2010年2月以来の安値となる1052.46ドルをやや上回っている程度。RJOフーチャーズ(シカゴ)のシニアマーケットストラテジスト、エリ・テスファイエ氏は「週末に11月の米雇用統計の発表を控え、空売りをしたいとは思わない」と説明。この日の買いは一部、米株安に支えられたとの見方を示した。金現物は11月の取引で7%近い下落となり、単月の値下がり幅としては13年6月以来の大きさとなった。年内の米利上げ観測が引き続き市場関係者の関心事になったからだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は15、16両日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。ETFセキュリティーズのマーティン・アーノルド氏は「米国の利上げ観測が背景としてあるため、ドル相場と金現物相場が反比例する展開は当面続くだろう」と語った。その上で、「ドル相場は16年初に高値のピークに達し、市場がFRBの利上げペースになじむことで、下がり続ける公算が大きい」と予想した。11月の雇用統計はこれまで以上に注目されている。10月の非農業部門就業者数が増加したことを受け、11月も強い数字が出れば、FEBが利上げに踏み切るとの見方が固まりそうだ。欧州中央銀行(ECB)が3日に開く定例理事会も注目されている。理事会では追加金融緩和を決めるとの見方が根強い。こうした中、市場参加者は金投資信託から資金を引き揚げており、金の値下がりに拍車が掛かっている。世界最大の金上場投資信託SPDEゴールド・トラストの金保有高は27日、08年9月以来で最低となった。東京貴金属の金相場は3営業日続落。終値は中心限月2016年10月先ぎりが前週末比43円安の4138円、他限月は42~44円安。先ぎりは夜間取引で4127円を付け、継続足で14年6月以来、約1年5カ月ぶりの安値を付けた。また、軒並み連日で一代の安値を更新した。日中立ち会いは、前週末27日のニューヨーク相場がドル高・ユーロ安を背景に売られた地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後もNYの軟化を映し、下げ幅を広げた。東京ゴールドスポット100の終値は42円安の4171円。銀は変わらず~70銭安と軟調。2月きりは約定されなかった。白金は続落。NY安を受けて安寄りし、その後も下値を追った。終値は77~93円安。16年10月先ぎりが継続足で一時3262円と09年7月以来、約6年4カ月ぶりの安値に沈んだほか、全限月が一代の安値を塗り替えた。パラジウムは期中以降が27~35円安と下落。期近2限月は出合いがなかった。