金 4,606円 (+7)

プラチナ 3,698円 (+34)

11/16、ニューヨーク市場の金相場はいってこいとなった。パリ同時テロを受けて序盤では安全資産を求めての買いが入ったが、その後、勢いが鈍り、投資家の関心は米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げ観測に戻った。金現物はこの日最大で1オンス当たり1.4%上げ、10日ぶりの高値の1097.90ドルを付けた。米東部時間午後2時01分(1901GMT)時点ではわずか0.1%高の1083.76ドル。先週付けた6年ぶりの安値の1074.26ドルより少し高い水準で推移している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は0.2%高の1083.60ドル。U.S.バンクのウェルスマネジメント部門(シアトル)のシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「フランス当局によるテロの容疑者逮捕や(シリア)空爆は比較的進展している。市場関係者の注目は、市場のファンダメンタルズに移りつつあると思う」と指摘。「リスクは高まっているが、FRBを動かしているファンダメンタルズはより大きな要因であり、FRBは利上げを断念してはいないように見える」と語った。週明けの取引では寄り付きからの10分間で出来高が3000枚近くに上った。過去2カ月間の、寄り付き後10分間の平均出来高300枚の10倍近い水準だ。シティグループのストラテジスト、デービッド・ウィルソン氏は「金はけさ序盤は、週末の出来事を背景に地政学的リスクが認識される中、上昇して寄り付いた。しかし上昇は短命に終わったようだ。なぜなら、ドル高と、予想されている米利上げが、より大きなマクロ経済案件だからだ」と説明した。FRBの12月利上げ観測が強まり、またテロへの懸念が薄れる中、ドルは主要通貨に対して上昇し、米国と欧州の株式市場もいくらか値を上げた。不透明な時期において安全な投資先とみなされている金塊だが、ドイツの金貨ディーラー、デグサによると、テロ発生後に個人投資家の需要の増加はみられないという。東京貴金属の金相場は6営業日ぶりに反発。終値は、中心限月2016年10月先ぎりが前週末比41円高の4288円、他限月は40~45円高。日中立ち会いは、パリ同時テロを受けてリスク回避ムードが強まる中、週明けのニューヨーク金先物相場の急反発を眺め、買いが先行した。寄り後もNY金がじり高歩調をたどり、東京金も上げ幅を拡大した。東京ゴールドスポット100は44円高の4326円。銀は20銭安の12月当ぎりを除き30~60銭高と総じて反発した。白金は小幅に6営業日続落。終値は、16年10月先ぎりが4円安の3442円、ほかは2~8円安。前週末のNY白金安を受けて安寄りし、一時は先ぎりが3404円と継続足で11年12月以来約4年ぶりの安値を付けたが、週明けのNY相場が値を戻すのを眺めて下げ幅を縮めた。パラジウムは15~44円高と5営業日ぶりに反発した。