金 4,584円 (-13)

プラチナ 3,729円 (-16)

11/12、ニューヨーク市場の金相場は2010年初め以来の安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の12月の利上げ観測が背景。金現物は下値支持線である7月の安値1077ドルを割り込み、10年2月以来の安値となる1%安の1074.26ドルを付けた。米東部時間午後2時40分(1940GMT)現在、0.3%安の1082.26ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は、3.90ドル安の1オンス=1081.00ドル。キャピタル・エコノミクスのアナリスト、シモナ・ガンバリニ氏は「12月の米国の利上げ見通しを理由に、もう少し値を下げると予想している」と述べた。金相場は11月初め以来、5%超下落。10月の米雇用統計で年内の利上げの可能性が高まったことが背景にある。スタンダード・チャータードのアナリスト、ポール・ホースナル氏は「最初の利上げ時期が焦点となっており、2度目、3度目の利上げ時期に論点が移行しているとは思わない」と指摘。「3度目の利上げを見込んでいない。来年末までにFRBは利下げ姿勢に転じていると思う」と説明した。イエレンFRB議長は12日の会合で発言したが、利上げ時期や米経済について言及しなかった。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、インフレ率の上昇を待ち、速やかな金融引き締め政策の採用を遅らせることは、経済のハードランディングのリスクを高めると述べた。ABNアムロは文書で「市場予想を上回るわれわれの米利上げ予想を踏まえると、金相場は年内に1000ドル、来年には900ドルに向けて下落するはずだ。手じまい売りが主な理由だ」と予測した。世界最大の金上場投資信託SPDRゴールド・シェアの金保有高は08年9月以来の低水準となった。東京貴金属の金相場は4営業日続落。終値は、中心限月の2016年10月先ぎりが前日比15円安の4277円、他限月は14~18円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物相場が米利上げ観測を背景に反落したことから、弱気売りが先行した。午前は円相場の緩みを眺めて一時値を戻したが、日本時間で今夜(午後11時半)に予定されているイエレンFRB議長講演を控えて午後は様子見ムードが広がり、安値圏でもみ合った。東京ゴールドスポット100は15円安の4311円。銀は小甘い。終値は変わらず~1円90銭安。白金は大幅続落。16年10月先ぎりが68円安の3510円、他限月は69~76円安。前日のニューヨーク白金相場が、ディーゼル車用触媒向け白金需要の減少観測から、7年半ぶりの安値を更新したことを受け、寄り付きから弱気売りが先行した。売り一巡後は買い戻しが入り、終盤にかけて下げ幅を縮めた。パラジウムも続落し、期中以降の4限月が63~72円安で取引を終えた。