金 4,621円 (-17)

プラチナ 3,833円 (-57)

11/10、ニューヨーク市場の金相場は3カ月ぶり安値近辺で弱含んだ。米国の利上げが12月に行われるとの観測から、ドルが7カ月ぶり高値まで買われたことを受けた。銀と白金も数週間ぶり安値まで売られた。6日には、10月の米雇用統計が予想を大幅に上回ったことで利上げ観測が強まり、金相場は8月以来の安値となる1084.90ドルを付けた。ナティクシスのアナリスト、バーナード・ダーダー氏は「12月の利上げが完全に織り込まれているとは考えていない。金はさらに値下がりする可能性がある」と分析。その上で、「12月に利上げが発表されれば、市場の注目は金融引き締めのサイクルがどの程度の速さで行われるかに移るだろう。金利が上がるほど、金は値下がりする」と述べた。金現物は米東部時間午後3時22分(2022GMT)時点で0.3%安の1オンス=1088.06ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は0.40ドル高の1088.50ドル。金相場は過去10営業日中9日で下落、アナリストらによれば、次の節目は7月に付けた5年半ぶり安値の1077ドルだという。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのうち4人が、12月の理事会で中銀預入金利をさらに引き下げることへの合意が形成されつつあると明らかにしたことを受け、ドルは対ユーロで買われた。三菱商事欧州子会社のストラテジスト、ジョナサン・バトラー氏は「とりわけECBが12月に量的緩和拡大を実施し、ドルがさらに買われた場合に、金相場が1077ドルの節目を割り込む可能性は非常に高い」と指摘した。東京貴金属の金相場は小幅続落。終値は中心限月2016年10月先ぎりが前日比5円安の4305円、他限月は2~8円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金相場の上値の重さや、為替がやや円高・ドル安だったことを反映して安寄りした。その後はマイナス圏でもみ合ったが、円相場の軟化を眺め、日中始値を若干上回って終了した。東京ゴールドスポット100の終値は8円安の4337円。銀は期先3限月と2月きりが90銭~1円20銭安と軟調。12月きりと4月きりは出合いがなかった。白金は大幅続落。NY安に追随して急落で始まった後も、現地9日夜のNY相場が値を消したことを眺めて下げ幅を広げた。終値は106~113円安。パラジウムは約定された期中以降が51~76円安。