金 4,841円 (+4)

プラチナ 4,174円 (-28)

10/23、ニューヨーク市場の金相場は小幅安。中国の利下げを受けて米国の株価が上昇、ドルが約2カ月ぶりの高値を記録した後、米国の利上げ観測が再燃した。中国が予想外の利下げを発表した直後、序盤のニューヨーク市場の取引で金塊相場は1%超上昇し、1オンス=1180ドルの高値を付けた。この日当初は脆弱(ぜいじゃく)な世界経済を踏まえ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ時期の先送りを迫られるとの見方が優勢だったが、中国の景気浮揚策と米国の経済指標を理由に、年内の米国の利上げ観測が強まったため、買い一服となった。米国の株高を背景に、安全資産としての金塊や債券の魅力が低下した一方、対主要通貨でドルが8月19日以来の高値を付けたことも金の圧迫要因になった。BMOキャピタル・マーケッツの非鉄・貴金属取引ディレクター、タイ・ウォン氏は「中国の利下げの影響は極めて速やかに薄れた」と指摘。「米国の株高や債券利回り上昇が金属相場を圧迫し、金相場が1170ドルを下回ると、トレーダーらによる手じまい売りが出て、1160ドルまで十分な下支え買いを得られなかった」と述べた。金現物は米東部時間午後3時5分(1905GMT)現在、0.03%安の1166.3ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は0.3%安の1162.8ドル。金相場は年内の米利上げ観測を背景に、過去数カ月で5年半ぶりの安値を付けた。世界経済の健全性をめぐる懸念を受け、米国の利上げ見通しは来年に後ずれしていたが、中国の追加景気対策や堅調な米経済指標を理由に、12月の利上げの可能性が高まっている。市場予想を上回る10月の米製造業関連指標はドルの支援材料だったという。東京貴金属の金相場は反発。終値は、中心限月の2016年8月先ぎりが前日比46円高の4514円、他の限月は40~49円高。日中立ち会いは、追加緩和を示唆したドラギECB総裁発言を背景に、外為市場で円安・ドル高が進んだため、買いが先行した。その後も取引時間中のニューヨーク金相場が堅調に推移したことから、午前はじり高となった。午後は円安が一服したものの、午前の地合いを維持しプラス圏でもみ合った。東京ゴールドスポット100は40円高の4531円で取引を終えた。銀は期先2限月の取引のみが成立し、80銭~1円30銭高で終了した。白金は反発。終値は、中心限月の16年8月先ぎりが43円高の3925円、他の限月は35~50円高。日中立ち会いは、円相場の軟化とNY白金高に支えられて高寄りしたが、その後は弱含みに転じたNY白金相場や円相場の下げ一服が嫌気され、午後は伸び悩んだ。パラジウムは57~64円高と反発。期近2限月は出合いがなかった。