金 4,813円 (-33)

プラチナ 4,141円 (-75)

10/21、ニューヨーク市場の金相場は反落。1%近い下げで、1日の下落率としては3週間ぶりの大きさとなる。テクニカル要因による売りや手じまい売りが出た。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期が不透明である中、ドルが対ユーロで下落分を取り戻したことが背景。金はこの日、一時は6営業日連続で、1オンス=1175ドル近辺の200日移動平均を突破したが、その後10ドル以上値下がりして日中安値を付けた。長期の上値抵抗線を上回る水準を維持できなかったことが地合いを損ねた。ニューヨークのBMOキャピタル・マーケッツの非鉄金属・貴金属取引ディレクター、タイ・ウォン氏は「金が200日移動平均を上回る水準の維持に苦しむ中、買い持ち筋が利益を確定している。同移動平均はテクニカル的に重要な水準であり、地合いの中期的な変化を示すことが多い」と説明した。ドルは対ユーロでこの日の下落分を縮小し、ほぼ変わらずで推移している。トレーダーらは22日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を待っている。ECBが10月中に、毎月600億ユーロ規模の資産購入に変更を加えるとは考えられていないが、投資家はこの理事会で、年内の追加緩和が示唆されるかもしれないとみている。金現物は米東部時間午後3時34分(1934GMT)時点で0.8%安の1オンス=1167.6ドル。日中高値の1179.20ドルから下げている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は10.40ドル(0.9%)安の1167.1ドル。ナティクシスのアナリスト、バーナード・ダーダー氏は「金はただ米金融政策を追っているだけだ」と指摘。「利上げが年末ではなく2016年に起きるとの見方を基に、金は9月上旬以来75ドル上昇している」と語った。東京貴金属の金相場は反発。終値は中心限月2016年8月先ぎりが前日比41円高の4518円、他限月は41~48円高。日中立ち会いは、20日のニューヨーク金相場が為替のドル安・ユーロ高を背景に上昇したことを受け、強気買いに高寄りした。その後は円相場の下落を映して水準を切り上げる場面もあったが、買い一巡後は伸び悩み、終盤には日中始値付近まで押し戻された。東京ゴールドスポット100の終値は43円高の4535円。銀は40銭安~10銭高と小動き。10月当ぎりと2月きりは約定されなかった。白金は反発。NY高を受けて高寄りした後も、円安を眺めて一段高となった。終値は67~73円高。パラジウムは期先3限月が44~49円高と反発。期近3限月は出合いがなかった。