金 4,825円 (-15)

プラチナ 4,173円 (+40)

10/16、ニューヨーク市場の金相場は反落。ドルの回復を受けて3カ月半ぶりの高値から値を消した。年内の米国の利上げ観測後退を背景とした最近の相場上昇により、週間ベースでは上げ幅を確保した。トレーダーらによると、15日の相場上伸以降、金塊現物市場で買いが弱まっていることも相場を圧迫した。CPMグループのコモディティーズ・資産運用ディレクター、カルロス・サンチェス氏は「ドルを十分に動かす可能性がある米連邦準備制度理事会(FRB)の議事録発表ないし会合が予定されていないため、来週は大きな動きはないだろう」と予想。「予想外の動きがなければ、1190ドルを高値とするレンジ(取引)に戻るかもしれない」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の12月きりの清算値は前日比4.40ドル(0.4%)安の1オンス=1183.10ドル。金現物は米東部時間午後4時37分(2037GMT)現在、0.6%安の1オンス=1176.06ドル。週間ベースでは先物、現物ともに約2%高。前日まで5営業日続伸しており、15日には6月後半以来の高値となる1191ドル超の水準まで上昇した。ドルは対主要通貨で2日続伸、7週間ぶりの安値水準を上回っている。金は200日間移動平均に近い水準を維持している。相場は今週、5月以来初めて同移動平均を突破した。FRBの年内の利上げについて、市場関係者の間で見方が分かれているため、大方が今後の相場の一段高を確信できていない。コメルツバンクのアナリスト、ダニエル・ブリースマン氏は「FRBの利上げ時期に関し、市場では不透明感がなお根強い」と指摘。「最初の利上げないし、少なくともその発表があるまでは、金は圧迫され続けるはずだ」と語った。世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・シェアーズの金保有高は15日、5.1トン増の700トンと、7月半ば以来の高水準を記録した。ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏は「若干堅調な米国の経済指標を背景にドルが上伸した。このため、当面の金の買いを手控えさせる要因になっているようだ」と説明。「だが、現在の水準近辺で値固めができれば、その水準は(底堅さを示す)良い土台になろう」と話した。東京貴金属の金相場は反落。終値は中心限月の2016年8月先ぎりが前日比19円安の4491円、他の限月は14~21円安。日中立ち会いは、予想よりも強い内容の米インフレ統計を受けて、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場が値を消したことを受け、軟調に始まった。その後、外国為替相場が円安・ドル安に振れたことから、プラス圏に浮上する場面もみられたが続かず、午後は円相場の下げ渋りや、取引中のNY金相場の軟調ぶりを眺めて弱含みで推移した。東京ゴールドスポット100は18円安の4517円で取引を終えた。銀は小安い。白金は続伸。中心限月の16年8月先ぎりは13円高の3855円、他の限月は変わらず~14円高で取引を終えた。日中立ち会いは、NY高を受けた買いが先行し、高寄りした。その後は円の軟化につれて、一時先ぎりは3880円と約1カ月ぶりの高値を付ける場面がみられたが、現地夜間のNY白金相場が弱含みで推移したことから、その後は伸び悩んだ。パラジウムは反落し、2~88円安で取引を終えた。