金 4,840円 (-5)

プラチナ 4,133円 (+49)

10/15、ニューヨーク市場の金相場は続伸。3カ月半ぶりの高値を付けたが、米国の市場予想を上回るインフレ統計を受けてドルが買われ、高値からは値を消した。同統計の発表で、物価圧力の着実な強まりが示され、年内の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの可能性をめぐる観測が再び高まった。金現物は米東部時間午後2時56分(1856GMT)現在、0.1%高の1オンス=1185.73ドル。一時、6月22日以来の高値となる1190.63ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は7.70ドル(0.7%)高の1オンス=1187.50ドル。前日の清算値は5カ月ぶりに200日間移動平均を上回った。この日発表された米国の新規失業保険申請件数は、市場予想よりも好調な労働市場を示す内容となり、年内の米国の利上げの可能性を維持させる結果となった。BMO・キャピタル・マーケッツの非鉄・貴金属取引ディレクター、タイ・ウォン氏は「新規失業保険申請件数が(少なくとも過去)10年で最低水準を付けたため、日中高値から約20ドル下落したが、清算値はプラス圏となっており、金は目を見張る回復力を示した」と指摘。「今年は何度も金塊相場に失望させられているため、市場参加者は依然警戒姿勢を示している。だが、FRBが期限を定めずに(利上げを)控える中、相場見通しは引き続き、確実に上昇圧力がかかりやすい状態だ」と述べた。ABNアムロのアナリスト、ジョルジェット・ボエル氏は「過去2、3営業日において、低調な経済指標を理由に、金相場はFRB(の年内の利上げ)を織り込んでいなかった。この日の指標は予想ほど、さえないものではなく、相場の上げ足が極めて速い可能性をめぐる警戒感が浮上した」と説明した。世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・トラストの金保有高は14日に7.7トン増と、2月2日以来の大幅な増加を記録した。東京貴金属の金相場は4営業日続伸。終値は、中心限月2016年8月先ぎりが前日比14円高の4510円、ほかは12~22円高。日中立ち会いは、14日のニューヨーク金先物相場が大幅上昇したのを受け、強気買い先行で始まった。その後は、堅調だったNY金が上げ幅を縮小した一方、為替相場は前日から急伸していた円が売り戻される展開になるなど、強弱材料が交錯する中をもみ合った。東京ゴールドスポット100は18円高の4535円。銀はしっかり。終値は10銭~1円70銭高。白金は4日続伸。終値は、中心限月16年8月先ぎりが10円高の3842円、ほかは3~18円高。為替相場が円高・ドル安に大きく振れたことを嫌気し、安寄りした。その後は動意薄だったが、現在取引中のNY白金相場の堅調推移を眺めた買い戻しが入り、プラス圏に転じた。パラジウムは約定した4限月が13~39円高。10月当ぎりと16年2月きりは出合いがなかった。