金 4,845円 (+44)

プラチナ 4,084円 (+13)

10/14、ニューヨーク市場の金相場は上昇し、約3カ月半ぶりの高値を付けた。軟調な米経済指標、中国のデフレに対する不安を背景に米利上げ観測が後退。株価やドルが押し下げられたことが金の支援材料となった。金現物は一時、1オンス=1188.20ドルと、6月23日以来の高値まで買い進まれた。米東部時間午後3時09分(1909GMT)時点では1.6%安の1オンス=1187.56ドル。相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日発表した地区連銀報告(ベージュブック)で、労働市場が引き続き引き締まる一方、最近のドル高に伴って製造業が打撃を受けたことが示され、上げ幅を拡大。グローバル・マーケティング・ストラテジー・グループのバイスプレジデント、ダン・イッツオ氏は「年初からほとんど続いていた下げトレンドが終わった」と話した。ドルは主要通貨バスケットに対し3週間半ぶりの安値に落ち込んだ。9月の米小売売上高、卸売物価指数はいずれも、米利上げ観測の後退につながった。アバ・トレードのチーフマーケットアナリスト、ナイーム・アスラム氏は「小売売上高を眺めてドル売り圧力が強まった。このため金相場は上げ足を強めた」と話した。さらに「指標内容は、米国の消費者が支出を控えている姿を最も素直に反映している。これが金相場の最も大きな材料となっている米利上げをめぐる観測を後退させることになった」と語った。ハイ・リッジ・フューチャーズの金属取引責任者、デービッド・メーガー氏は「この日の上げ相場は、予想を下回った(一連の)米経済指標によって、FRBが当面利上げに踏み切らない公算が大きいという(市場参加者の)感触が反映されたとまとめられるのではないか」と述べた。東京貴金属の金相場は3営業日続伸。終値は中心限月2016年8月先ぎりが前日比62円高の4496円、他限月は55~69円高。日中立ち会いは、13日のニューヨーク金相場が、米国の早期利上げ観測の後退を受けて上昇した地合いを引き継ぎ、高寄りした。その後も世界の景気悪化懸念を背景にNY相場が上げ幅を広げたことに追随した。東京ゴールドスポット100の終値は69円高の4517円。銀は金の上伸になびき、変わらず~1円20銭高と反発。4月きりは約定されなかった。白金は3営業日続伸。13日のNY相場の底堅さを背景にしっかりで寄り付き、その後日本時間14日のNY相場の上昇を眺めて値を伸ばした。終値は18~32円高。パラジウムは取引があった期先2限月が10~20円安と下落。