9/18、ニューヨーク市場の金相場は3日続伸し、一時約3週間ぶりの高値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利据え置き決定が投資家の世界経済に対する見通しを混乱させたほか、新興国の株式市場の重しになった。金現物は米東部時間午後2時49分(1849GMT)時点で0.5%高の1オンス=1137.34ドル。一時は今月2日以来の高値となる1141.50ドルまで上昇した。このまま推移すれば週間ベースでは約2.7%高と、4週間ぶりの上昇となる見通し。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「FRBが利上げサイクルの中で少し自信を失ってしまったとの見方が(金相場を)一段と支援した」と指摘。「しかし、われわれはなお12月に利上げがあるとみており、上昇には限度がある」と述べた。ABNアムロのアナリスト、ジョルジェット・ボエル氏は「FRBの利上げが遅くなればなるほど、金相場の低迷は来年に向けてより後ずれしていくだろう」と説明。その上で「われわれは投資家の需要が落ち込むと予想しており、金の先行きには悲観的だ」と語った。東京貴金属の金相場は3営業日ぶりに下落。中心限月2016年8月先ぎりが前日比3円安の4328円、他の限月は1~4円安で取引を終えた。日中立ち会いは、17日のニューヨーク金先物相場が、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ見送りをきっかけに上伸したことから、売方の手じまいが先行して始まった。しかし寄り後は、為替の円高・ドル安を眺め、ポジション調整の売りが優勢となり、水準を下げた。東京ゴールドスポット100は、2円安の4343円で終了。銀は期近と期先の4限月が変わらず~90銭高。白金は軟調。安寄り後も、NY白金が弱もちあいに推移したことや円高を背景に約定価格帯を切り下げ、8月先ぎりが25円安の3770円で取引を終えた。他の限月は、22~29円安。パラジウムは15~29円安。10月当ぎりと期中2月きりは取引が成立しなかった。