金 4,653円 (-49)

プラチナ 4,171円 (-41)

9/3、ニューヨーク市場の金相場は続落。欧州中央銀行(ECB)がインフレ見通しを下方修正したことを受け、ドルが対ユーロで急伸。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ判断の材料となる米雇用統計も注目されている。ECBは予想通り、政策金利を過去最低で据え置いたが、新興国経済の減速や原油安を理由に、物価上昇率と経済成長率に関する見通しを下方修正した。金現物は、1.1%安の1オンス=1121.35ドルまで下落した後、米東部時間午後2時47分時点では、0.8%安の1125.20ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は、0.8%安の1124.50ドル。RBCウェルス・マネジメントのアドバイザー、ジョージ・ゲロ氏は「失業保険申請件数や、ECBの金利据え置き、株高など、金に対する支援材料が無かった」と話した。米労働省が発表した最新の週間失業保険申請件数は、雇用市場の回復基調が示唆された。4日には8月の米雇用統計の発表が予定されている。シティのストラテジスト、デビッド・ウィルソン氏は「驚くほど好調な内容であれば、9月から12月にかけての利上げという見方が再浮上する」と指摘し、「その場合は、金相場に対しては下方圧力となるだろう」と話した。アナリストらによると、金市場関係者の間では、次回9月16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが利上げに踏み切るかどうかの判断材料が明確になるまで、新たなポジションを構築するのを手控える姿勢が強いという。スコシア・モカッタのアナリストらによると、テクニカル的な観点からは、金相場は弱気に傾いており、目先の支持線は1117ドルという。金の主な消費国である中国が、4日まで祝日であることも、金相場に対しては重しとなった。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2016年8月先ぎりが前日比24円安の4369円、ほかは20~24円安。日中立ち会いは、2日のニューヨーク金先物相場がリスク回避の動き一服で下落したことから、売り先行で始まった。寄り後は、NY金現地夜間相場が軟調に推移していることや、円相場の引き締まりに圧迫され、下げ幅を拡大した。東京ゴールドスポット100は21円安の4384円。銀は約定された期先2限月が20~30銭高。白金は反発。終値は、16年8月先ぎりが20円高の3938円、ほかは15~38円高。高寄り後は、円相場の引き締まりやNY夜間相場の軟化を受け、伸び悩んだ。パラジウムは6~47円高。期近2限月は取引が成立しなかった。