金 4,724円 (+30)

プラチナ 4,230円 (+33)

8/28、ニューヨーク市場の金相場はテクニカルな指標や、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを先送りするとの観測に支えられ、反発した。ただ、ドル高や米経済指標の強さを背景に、週間では5週間ぶりの下げ幅を記録する流れ。米東部時間午後2時55分(1855GMT)時点では、0.8%高の1オンス=1134.26ドル。今週は2%超下落している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月きりの清算値は1%高の1134ドル。FRB当局者からは、金融市場の混乱を受け、利上げ時期を来月以降に先送りする可能性を示唆する発言が相次いでいる。利上げは金など非金利資産の魅力を低下させるため、RJOフューチャーズのエリ・テスファイエ氏は「こうした地合いから、若干、一息つく余地が生じた」と指摘した。この「一息つく余地」で、テクニカル要因が浮上することが可能になったが、「これは安値から値を回復する典型だ」という。同氏によると、金相場は7月の5年半ぶり安値と、先週の6年半ぶり安値の間にある、テクニカルな節目のリトレースメント(値戻し)水準をまたぎ、チャート面で支えとなった。それでも、一連の米経済指標は成長が加速していることを示唆しており、週間ではなお、2.3%下落している。28日に公表された7月の米消費支出は加速。その前日には、4~6月期の米国内総生産(GDP)統計が上方改定された。サクソ銀行のオレ・ハンセン氏は「来週の焦点は、中国が通貨切り下げに踏み切った8月10日以来、市場に浸透した不安が続くかどうかだ」と指摘した。金相場低迷は、アジアの実需をてこ入れするには至っていない。インドのプレミアムは縮小。中国の株式市場は依然、不安定な状態が続いている。東京貴金属の金相場は反発。終値は、中心限月の2016年8月先ぎりが前日比64円安の4389円、他の限月は60~66円安。日中立ち会いは、円安に振れる為替相場を眺めた買いが先行した。その後、NY金相場が堅調推移したことから買いが継続したほか、リスク警戒感の後退から整理売り圧力も強く、終日高値圏で推移した。東京ゴールドスポット100は、59円高の4403円だった。銀は反発。反発した金に追随して小口の買いが入り、20銭~2円10銭高で終了した。白金は大幅続伸。中心限月の16年8月先ぎりは102円高の3953円、他の限月は96~108円高。ニューヨーク白金相場の上昇と円安が支えとなり、強気の買いが先行した。午前中に週初以来の高値を付けたあとは上昇一服となり、もみ合った。パラジウムは急伸。薄商いの中で、白金の上昇につれた買いが入り、165~194円高で取引を終えた。