金 4,653円 (-31)

プラチナ 4,094円 (+68)

8/26、ニューヨーク市場の金相場は最大2%下落した。ドル相場と米株価が上昇したことを受けた。投資家は中国当局の経済支援の取り組みを注視している。金や銅の下落は、金よりも産業界で用いられる貴金属の地合いを損ねた。銀現物相場は5.2%安の1オンス=13.93ドルと、2009年8月以来の安値を付けた。パラジウム現物相場は3.4%下げ、5年ぶりの安値の1オンス=518.00ドル。コメルツバンクのアナリスト、カーステン・フリッツ氏は「過去2日間の貴金属のネガティブな地合いはドル高と株式市場の部分的な反発が原因だ」と指摘した。米株価が上昇する一方で、欧州株と商品相場は下落した。投資家は強めの米経済指標、金融政策に関する発言と中国景気減速懸念とをてんびんにかけた。金現物相場は最大2%下落し、1週間ぶりの安値の1オンス=1117.35ドルを付けたが、米東部時間午後3時03分(1903GMT)時点では1.2%安の1126.66ドル。先週に7週間ぶりの高値を付けてから3営業日続落している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は1.2%安の1124.60ドル。ETFセキュリティーズ(ニューヨーク)の調査責任者は「金相場は現在、24日の余波で苦しんでいる」と説明。24日は中国株が9%近く急落し、世界の株式市場、商品市場が大幅安に見舞われた。中国が11日に人民元を切り下げて以降、世界の株式資産は5兆ドル超減っている。キャピタル・エコノミクスの主任グローバルエコノミスト、ジュリアン・ジェソップ氏は「通貨は米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利をどうするかという予想に、より動かされているようだ。一方で安全資産にはこのところ目立った動きは見られない」と説明した。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、9月の米利上げは数週間前に比べれば必然という感じが低下したと発言。中国の景気減速への懸念が米金融政策に影響する可能性があることを示した。26日発表された7月の米耐久財受注が2%増加したことを受けて、ドル指数は0.6%上昇した。同統計は、米経済の底堅さでFRBの年内利上げが依然可能かもしれないことを示唆した。東京貴金属の金相場は3営業日続落。中心限月2016年6月先ぎりが前日比46円安の4358円、10~4月きりは42~46円安で取引を終えた。日中立ち会いは、25日のニューヨーク金先物相場がリスク回避志向が弱まる中、続落したほか、為替相場が円高・ドル安に振れたことから、ポジション調整の売りが先行、安寄りした。その後は、決め手材料難から売り買い双方の整理商いとなり、おおむね日中始値付近でもみ合った。東京ゴールドスポット100は、36円安の4371円で終了。銀は期中12月きりの50銭高を除き、80銭~1円60銭安。白金は堅調。安寄り後は、NY夜間相場の上昇や円相場の軟化を眺め、期先限月主導で引き締まった。16年6月先ぎりが18円高の3809円、ほかは6~23円高。パラジウムは出合いのあった期中以降の4限月が15~71円安。この日納会を迎えた8月当ぎりは、金が41円安の4366円、銀が変わらずの60円、白金が6円安の3749円、パラジウムは変わらずの2431円で限月落ちした。