金 4,674円 (+21)

プラチナ 4,206円 (-29)

7/31、ニューヨーク市場の金相場は反発。予想を下回る米国の経済指標を受け、ドルが下落し、金も序盤の下落から上昇に転じた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測を背景に、月間では約2年ぶりの下落率。米労働省が発表した2015年4~6月期の雇用コスト指数の上昇率は、市場予想を下回った。コメルツ銀行のアナリスト、ダニエル・ブリーズマン氏は「米国の賃金インフレはみられず、ドルが対ユーロで下落。コモディティー全般には支援要因となった」と指摘した。金現物は、序盤の軟調から、一時は1.4%高の1オンス=1103.13ドルの高値を付けたが、米東部時間午後2時34分(1834GMT)時点では、0.8%高の1095.80ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値は、0.6%高の1オンス=1094.90ドル。前週は、金相場が24日に5年半ぶり安値の1077ドルまで急落したことで、市場に動揺が走った。7月は6.4%下落し、2013年6月以来の下落率。米商務省が前日発表した2015年第2四半期(4~6月)のGDP速報値は景気の改善を示す内容で、FRBが9月にも利上げに踏み切る可能性があるとの見方が強まった。次の焦点は、8月7日に発表される米雇用統計。ブリーズマン氏は「来週の雇用統計が強い内容となれば、金相場の堅調も崩れる可能性がある」と話した。アルゴノート・セキュリティーズのアナリスト、ヘレン・ラウ氏は、投資意欲の減退と金現物に対する需要の弱さから、金相場の一段安を警戒。バンクオブアメリカ・メリルリンチのグローバルリサーチのリポートによると、29日までの1週間に、全世界ベースで12億ドルの資金が貴金属ファンドから流出したという。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2016年6月先ぎりが前日比17円安の4314円、他限月は16~19円安。日中立ち会いは、ニューヨーク金先物やドル円相場が小動きの中、小反発して始まった。その後は、NY金の軟化、円の引き締まりを眺めて売りが優勢となり、安値圏でもみ合った。東京ゴールドスポット100は20円安の4319円。銀は小動き。終値は40銭安~変わらず。8、12、2月きりは出合いがなかった。白金は反落。16年6月先ぎりが6円安の3959円、ほかは9~29円安。高寄り後、金やNY白金の軟化、円の硬化を眺めてマイナス圏に沈み、軟調地合いのまま引けた。パラジウムは期先2限月が9~21円安。