金 4,948円 (-14)

プラチナ 4,607円 (-6)

7/2、ニューヨーク市場の金相場は続落。序盤は3カ月半ぶりの安値まで売られたが、米労働省が朝方発表した6月の雇用統計が予想よりも弱い内容になり、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ時期が9月より遅くなる可能性が浮上したことから、下げ幅を縮小した。金現物相場は米東部時間午後2時41分(1841GMT)時点で0.4%安の1オンス=1163.61ドル。米雇用統計発表前には3月18日以来の安値水準となる、1156.85ドルと1%値下がりしていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、5.80ドル安の1オンス=1163.50ドルで引けた。サクソバンクのシニアマネジャー、オル・ハンセン氏は「FRBが9月の米利上げは早すぎると判断する材料はこれ以上、必要ない」と指摘。「(6月の米雇用統計を踏まえ)さらに売り込むことは避ける必要があると思う」と述べた。ドルは主要な通貨バスケットに対し、3週間ぶりの高値水準に回復した。1~3月期がマイナス成長となったことを受け、6月の雇用統計では米経済回復の兆候を示すかどうかについて注目を集めていた。FRBはこれまで、持続的な景気回復の兆しが見えた場合にのみ、利上げに踏み切ると説明している。米コネティカットのスプロット・アセットマネジメントUSAの貴金属ストラテジスト、トレイ・レイク氏は「雇用統計の内容は悪い」と強調。「パートタイムが増えている」と解説した。金はこれまで、年内の利上げ観測が重しになっている。一方、ギリシャ債務問題は、安全資産とされる金の強い需要をもたらすには至っていない。市場関係者は、欧州連合(EU)などが停止した金融支援条件の是非をめぐる5日のギリシャ国民投票を注視している。トレーダー筋は、ギリシャがユーロ圏を離脱する、あるいはイタリアやポルトガル、スペインなど他のユーロ諸国に悪影響が波及する事態に陥れば、より多くのリスク回避資金が金に流れ込むと予想している。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2016年6月先ぎりが前日比10円安の4612円、ほかは9~11円安。日中立ち会いは小高く始まった後、ニューヨーク金先物時間外相場安と円安に振れる為替相場の綱引きとなった。今晩発表される米雇用統計を控えて方向感に欠ける展開だったが、取引終盤に売りが強まった。東京ゴールドスポット100は11円安の4619円。銀はおおむね軟調。終値は1円40銭安~10銭高。白金はまちまち。高寄り後は小動きに推移していたが、取引終盤に水準を切り下げた。終値は、16年6月先ぎりが5円安の4315円、ほかは10円安~6円高。パラジウムは続伸。終値は47~64円高。