金 4,997円 (-22)

プラチナ 4,616円 (+6)

6/25、ニューヨーク市場の金相場は5営業日続落。トレーダーらがギリシャの支援協議に関する新たな報道を待つ一方、金の長期的な見通しに対する警戒感が買い意欲を減退させた。米連邦準備制度理事会(FRB)が約10年ぶりの利上げに向け準備を進めているとの観測が利子のつかない金の保有に対する機会費用を増加させ、金相場を圧迫。今年に入り、狭いレンジでの取引となっている。金現物は米東部時間午後3時32分(1932GMT)時点で0.2%安の1オンス=1172.95ドルで、前日終値からほぼ変わらなかった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは1.10ドル安の1171.80ドルで引けた。現物価格は一時1171.02ドルまで下落した。金は3月半ば以降、おおむね1160~1230ドルで取引されており、ギリシャに関する緊張が表面上は高まっているにもかかわらず、上値が重い。コメルツ銀行のアナリスト、ダニエル・ブリーズマン氏は、「ギリシャに関する全ての論点を考慮すれば、金はもっと高値で取引されると予想していた」と指摘。その上で「投機的な金融投資家の資金引き揚げが続く中、上値が制限されている。この状態が止まらない限り、金相場の回復は不可能だろう」と述べた。MKSのトレーディング部門のトップ、アフシン・ナバビ氏は、「今週、われわれは1200ドル突破を試みたが失敗し、これはあまり良くない状況に見える」と指摘。「金に関して、市場参加者はお買い得だとして一段の値下がりを待つか、(投資価値があるとして)値上がりを待つかのいずれかだが、市場参加者は値下がりを待っている」と述べた。フォレックス・ドット・コムのテクニカルアナリスト、ファワッド・ラザクザダ氏は「貴金属は短期的には若干売られ過ぎと言われているが、金と銀はさらに下落が続くと予想している」と述べる一方で、「ギリシャのデフォルトとユーロ圏離脱が本当に起きれば、間違いなく安全な投資先としてのこれらの資産の魅力が高まるだろう」と指摘した。東京貴金属の金相場は4日続落。終値は、中心限月の2016年4月先ぎりが前日比11円安の4672円、他の限月は9~14円安。日中立ち会いは、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場の下落を眺めた売りが先行した。その後、NY時間外相場は下げ渋ったが、為替相場は円高・ドル安に振れ、強弱材料が交錯する中でもみ合いが続いた。ゴールドスポット100は19円安の4680円で取引を終えた。銀は期先2限月が小じっかり。閑散商いの中を期先2限月が30~40銭高で終了した。白金は3日続伸。16年4月先ぎりは28円高の4335円、他の限月は11~28円高。寄り付きは、NY白金相場の上昇を受けた買いが先行し、その後もNY時間外相場の上昇を眺めて強含みで推移した。パラジウムはおおむね弱含み。小口の売りに、10月きりの4円高を除き、11~18円高でこの日の取引を終えた。この日納会した6月当ぎりの帳入値はそれぞれ、金が9円安の4690円、銀は変わらずの63円、白金は11円高の4279円。パラジウムは変わらずの2953円だった。