金 5,026円 (-4)

プラチナ 4,666円 (-53)

6/12、ニューヨーク市場の金相場は小幅続落。ドルが弱含み、株価は下落、ギリシャ債務危機をめぐる不透明感もあったものの、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に投資家の警戒姿勢が強まった。金相場は週間ベースでは4週ぶりの上伸となる見通し。週前半はドル安やギリシャの債権団との支援協議に対する懸念の高まりを受け、金は値上がりした。金現物相場は米東部時間午後2時54分(1854GMT)時点で、0.2%安の1オンス=1179.75ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは、1.20ドル安の1179.20ドルで引けた。ドルが値上がりするとドル以外の通貨保有者にとって金は割高になる。ドルが上昇していた場面ではそれが金の重しになったが、その後ドルが若干の下落に転じた後も金は回復力を欠いた。商品投資会社ロジック・アドバイザーズ(ニュージャージー州)の共同設立者、ビル・オニール氏は、低調な金取引について「夏の金曜日によくある雰囲気だ」と指摘。同氏はまた、「米連邦準備制度理事会(FRB)の会合を控え、警戒感が強かった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表される声明文のニュアンスが、これまでよりタカ派的になる可能性がある」と語った。FRBは16日から2日間会合を開き、17日午後に声明を発表する。12日に発表された米卸売物価指数では、5月の生産者価格が2年半超以来の最大の伸びを記録。6月の消費者心理も予想以上に上昇した。米経済が上昇に転じていることがFRBの9月の利上げを促す可能性があり、利上げでドル高が加速すれば、金利を生まない金の需要が損なわれる可能性がある。ING銀行の上席ストラテジスト、ハムザ・カーン氏は「われわれは2015年に1度利上げが行われると予想しているが、問題は、利上げが金相場を1150ドル割れへと押し下げるかどうかだ」と述べた。金は通常、政治・金融リスクに対するヘッジとみられている。ギリシャの支援交渉の状況が悪化したことが支援材料となり、取引前半には値上がりする場面もあった。トレーダーらは、現物需要が弱いことと上場投資信託からの資金流出が、金の価格を下落させ続けるだろうと指摘している。東京貴金属の金相場は反落。中心限月2016年4月先ぎりは前日比5円安の4683円、ほかは8月きりの2円高を除き、4~9円安で取引を終えた。日中立ち会いは、11日のニューヨーク金先物相場が対ユーロでのドル高を背景に反落したことから、手じまいや弱気の売りが先行して始まった。寄り後は、一時戻りを試す動きも見られたが、大引けにかけては円の引き締まりを眺めた売りが圧迫し、引き緩んだ。東京ゴールドスポット100は、10円安の4692円で大引けた。銀は1円40銭安~10銭高とおおむね軟調。8月きりと12月きりは取引が成立しなかった。白金は反落。中心限月16年4月先ぎりは、NY時間外安を受けた新たな売りに下げ幅を広げ、43円安の4409円で取引を終えた。ほかは41~45円安。パラジウムは出合いのなかった12月きりを除いて、312円安~15円高。