金 5,030円 (+5)

プラチナ 4,719円 (-11)

6/11、ニューヨーク市場の金相場は4営業日ぶりに反落。堅調な米経済指標を受け、世界的に株高となったほか、ドル高が進んだことで米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測が強まり、売りが先行した。金現物相場は米東部時間午後2時27分(1827GMT)時点で、0.4%安の1オンス=1181.30ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは6.20ドル安の1180.40ドルで終了。金現物相場は10日に1192.10ドルの1週間ぶりの高値を付けた。5月の米小売売上高は1.2%増と、エコノミスト予想1.1%増より強い内容となった。5月の米輸入物価指数は、10カ月連続のマイナスを記録した前月から改善。一方、米新規失業保険申請件数は予想よりもわずかに上昇したが、持ち直しが続く労働市場の動向と一致している。独コメルツバンクのアナリスト、ダニエル・ブリーズマン氏は「強い統計が米国経済の改善を示している。さらに良い統計が出て、ドル高になれば、FRBが利上げし始める数カ月先までに金が1100ドルまで値下がりする可能性は排除できない」との見方を示した。およそ10年ぶりとなる利上げが年内に見込まれていることから、金相場は長期的に圧迫され続けている。iiアイトレーダー・ドット・コムのチーフマーケットストラテジスト、ビル・バルチ氏は「利上げが今秋になろうか、春になろうかは問題ではない。要するにFRBが利上げに踏み切るということが問題なのだ。大手ファンドは大きな買い手にはならない」と話した。世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・トラストの金保有高は、10日時点で2008年9月以降で最低水準となる0.2%減の704.23トンとなった。東京貴金属の金相場は3日ぶり反発。終値は、中心限月の2016年4月先ぎりが前日比35円高の4688円、他の限月は34~38円高。日中立ち会いは、10日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場がドル安・ユーロ高を背景に上昇したことから、ポジション調整の買いが先行した。その後も、前日に急速に進んだドル安・円高が一服し、巻き戻しの動きが強まる中で、じり高歩調をたどった。東京ゴールドスポット100は39円高の4702円で取引を終えた。銀は小動き。手掛かり材料難で精彩を欠き、変わらず~20銭高で終了した。白金は反発。中心限月の16年4月先ぎりは19円高の4452円、その他の限月は7~20円高。日中立ち会いは、NY高を受けて高寄りし、その後も円の軟化を手掛かりに堅調に推移した。パラジウムは12月きりの5円安を除き4~100円高だった。