金 5,025円 (-21)

プラチナ 4,730円 (-31)

6/10、ニューヨーク市場の金相場は3営業日続伸。ドル安とギリシャの債務問題をめぐる懸念が支援材料となった。ただ米国の利上げ見通しや金上場投資信託(ETF)の金保有高の減少が上値を抑える要因だった。金現物相場は一時1.4%高となり、1週間ぶりの高値の1オンス=1192.10ドルを記録。米東部時間午後3時5分(1905GMT)現在は0.8%高の1185.96ドルとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは9.00ドル高の1186.60ドルで終了。MKSのバーナード・シン副社長は「ギリシャをめぐる不透明感、ドル安が間違いなくこの日の支援材料だ。1180ドルのエリアで現在、十分な下支え買いが入っている」と指摘した。アバ・トレードの主任アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「ギリシャが(債権団と)合意に至らない状況に近づく中、誰もが安全資産の金に対する買いを膨らませている」と語った。金相場はドル安にも下支えられた。ドル相場は主要通貨に対し、一時0.9%安となった。ただ、アナリストらによると、米10年物国債利回りが8カ月ぶりの高水準を記録しているため、金は重要な節目の1200ドルを下回り続ける可能性があるという。雇用統計などの堅調な米国の経済指標、年内の利上げの可能性を示唆する米連邦準備制度理事会(FRB)高官の最近の発言を受け、前週末10日の金相場は3月19日以来の安値となる1162.35ドルを付けた。トレーダーらは、米国経済の力強さとFRBの金融政策への影響を見極めるため、11日発表の米小売売上高を待ち構える。世界最大のETFであるSPDRゴールド・トラストの金保有高は9日時点で、1月以来の低水準となる705.72トンを記録した。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月2016年4月先ぎりが前日比41円安の4653円、他限月は39~46円安。ポジション調整の買いで上昇したニューヨーク金先物相場高を映し、日中立ち会いは小幅高で始まった。寄り後はNY時間外相場を眺めた売りが出たほか、午後に入ると円高・ドル安を背景に水準を切り下げた。東京ゴールドスポット100は39円安の4663円。銀も軟調。終値は、約定された3限月が1円40銭安~変わらず。8、10、12月きりは出合いがなかった。白金は反落。為替相場が円高に振れたことに圧迫され、後半下げ幅を拡大した。終値は16年4月先ぎりが41円安の4433円、ほかは35~43円安。パラジウムも軟化。終値は25~47円安。