金 5,044円 (-30)

プラチナ 4,723円 (-23)

6/4、ニューヨーク市場の金相場は序盤のドル安にもかかわらず下落し、5週間ぶり安値を付けた。米経済指標が底堅い内容だったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測が高まった。トレーダーらは5日発表の米雇用統計の非農業部門就業者数を注視する見込み。金現物相場は米東部時間午後2時23分(1823GMT)時点で0.8%安の1オンス=1175.53ドル。一時は5月1日以来の安値となる1172.55ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは9.70ドル安の1175.20ドルで引けた。金相場は、金融市場におけるリスク選好度低下の恩恵をあまり受けなかった。債券市場は売りがやんだ一方、これまで2日間対ドルで力強く上昇していたユーロも一服した。サクソバンクの商品調査責任者、オレ・ハンセン氏は「このコアポジションの解消が続けば、金は下支えを得ると思うが、ドル安にもかかわらず金が買われていないのは心配だ」と指摘。「中国の投資家は金ではなく国内の株式市場への投資に忙しい」と語った。4日発表された1~3月期の非農業部門の米労働生産性は前期比で大幅に低下、単位労働コストの大幅上昇を招いた。同日に出た、先週1週間の米新規失業保険申請件数は、前週から減少。失業保険受給者総数は2000年以来の低水準となった。これらの指標はFRBに、年内利上げ方針を維持させる公算が大きい。三菱商事のアナリスト、ジョナサン・バトラー氏は「金相場安の大部分は、5日の米雇用統計の非農業部門就業者数が比較的上向きな数字になるとの見方を織り込んだものだ。全ての条件が同じだとすると、5月の米雇用統計の非農業部門就業者数は引き続き堅調な増加を示すはずだ」と述べた。主要なアジア市場の現物需要は活気に乏しかった。東京貴金属の金相場は続落。終値は、中心限月の2016年4月先ぎりが前日比16円安の4721円、その他の限月は15~23円安。日中立ち会いは、5月のADP全米雇用報告がやや強い内容だったことを受けて、3日のNY金相場が下げた流れを引き継ぎ、手じまい売りが先行した。しかしその後は新規材料待ちとなり、NY金が時間外取引で方向感を欠いたことから、安値圏でもみ合った。東京ゴールドスポット100は、24円安の4725円で取引を終えた。銀は金相場になびいて下落。80銭~1円10銭安で終了した。白金は反落。中心限月の16年4月先ぎりは12円安の4457円、他の限月は12~18円安。日中立ち会いは、NY白金相場が2カ月半ぶりの安値に沈んだことを受けて売りが先行した。その後はNY白金の時間外などを眺めて下げ一服となった。パラジウムは小口の売りが出て、14~44円安で取引を終えた。