金 5,101円 (+14)

プラチナ 4,759円 (-2)

6/1、ニューヨーク市場の金相場はほぼ横ばい。ドル高を背景に、この日の上昇分を消した。この日発表された4月の米個人消費支出が横ばいで、予想を下回ったことや、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の金利に関する発言が序盤の金相場を押し上げていた。金現物は1オンス=1204.31ドルの日中高値まで上げた後で、米東部時間午後3時(1900GMT)時点では0.04%安の1189.30ドル。先週は週間ベースで2週連続の下落を記録し、28日には3週間ぶり安値の1180.50ドルを付けていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりは1.10ドル安の1188.70ドルで引けた。5月の米ISM製造業景況指数と4月の米建設支出が予想より強い内容だったことを受けて、ドルが主要通貨に対して上昇。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念の高まりがユーロ安につながった。ニューヨークのHSBCセキュリティーズの主任金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「相場が1200ドルを上回ると買いはやんだ。さらにドル相場が復活し、金相場はこの水準に逆戻りした」と説明した。同氏によると、経済指標や米ボストン連銀のローゼングレン総裁の発言を受けた大量のショートカバー(買い戻し)がそれまで金相場を押し上げていた。ローゼングレン総裁は、米利上げを一刻も早く始めたいところだが、国内の経済成長はまだ十分な強さとは言えず、また特に中国と欧州の景気減速のリスクが大きな存在になりつつあると指摘した。今週は幾つかの経済指標の発表が予定されており、そのピークが5日の米雇用統計だ。米利上げ時期の手掛かりにされる見込み。ギリシャ政府は、難航している欧州連合(EU)などとの金融支援交渉について、5月31日までの合意を目指していたが、達成することはできず、投資家は状況を注視していた。合意で金融支援を得ることができなければギリシャは数週間以内にデフォルトまたは財政破綻に追い込まれるリスクがあり、その可能性はこれまで金相場をある程度下支えてきた。東京貴金属の金相場は3営業日続伸。終値は、中心限月2016年4月先ぎりが前週末比22円高の4743円、他限月は18~21円高。日中立ち会いは、先週末のニューヨーク金先物相場がポジション調整の買いに小幅高で引けたほか、為替が円安・ドル高に振れたことから、高寄りした。その後は、NY時間外の動意の乏しさを眺め、小幅な値動きにとどまった。東京ゴールドスポット100は17円高の4748円で取引を終えた。銀は軟化。終値は、約定された4限月が10~30銭安。白金は4営業日続落。NY時間外安を受け、軟調に推移した。16年4月先ぎりが14円安の4466円、ほかは8~16円安。パラジウムはまちまち。13円安~2円高。6月当ぎりは出合いがなかった。