金 5,087円 (+27)

プラチナ 4,761円 (-17)

5/29、ニューヨーク市場の金相場は上伸。前日につけた約2週間半ぶりの安値から持ち直した。ドルの軟化やギリシャ金融支援協議をめぐる不透明感が支援材料。ただ早期の米利上げ観測が上値を押さえた。米利上げ観測を背景に、週間ベースでは2週間連続の下落となった。米東部時間午後2時33分(1833GMT)時点では0.3%高の1オンス=1190.70ドル。月間でみると0.6%高と小幅ながら2カ月連続の値上がり。INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メア氏は「金相場は最終的に、連邦準備制度理事会(FRB)が連続利上げを行うのではなく、一度利上げを実施した後で(次の利上げまで)しばらく待つということを織り込まなければならない」と指摘した。その上で「その場合、相場はやや上昇する反応を示すと思う」と語った。ドルはこの日、2015年1~3月期の実質GDP(国内総生産)改定値が、季節調整済み年率換算で前期比マイナスとなったことを受けて下落した。ドルは、FRBのイエレン議長が先週、年内に利上げに踏み切る意向を示したことを材料に3%近く上げていた。INGコモディティーズのアナリスト、ハザマ・カーン氏は「このところのドル高は、原油相場を下押しし、金も圧迫した」と話した。一方、ギリシャ支援協議に関しては、ギリシャ政府報道官は28日、6月1日までに国際融資団との合意を目指していると語った。他方、ユーロ圏当局者は合意まで程遠いとの認識を示し、国際通貨基金(IMF)はギリシャがユーロ圏を離脱する可能性があると考えていると伝えられた。スタンダード・チャータードのグローバル商品部門責任者、ポール・ホースネル氏は「(ギリシャ協議をめぐる不透明感で)金はそれほど値上がりしていないが、一方でドル高を考慮しても大きく下げていない」と述べた。東京貴金属の金相場は小幅続伸。終値は、中心限月の2016年4月先ぎりが前日比3円高の4721円、他の限月は変わらず~4円高。日中立ち会いは、ニューヨーク金が小高く引けた一方で、円は下げ一服となったことから、強弱材料の綱引きとなり、もちあいで始まった。その後は利益確定の売りに押されて弱含んだが、午後は為替が円安・ドル高へ振れたことから、引き締まった。終盤は再び整理売りが出て、伸び悩んだ。東京ゴールドスポット100は変わらずの4731円。銀は金になびいて小じっかり。変わらず~40銭高で終了した。白金は続落。中心限月16年4月先ぎりが14円安の4480円、ほかは6~17円安。NY白金安を受け売りが先行し、その後も弱含みに推移した。午後は円安を手掛かりに一時下げ渋ったが、終盤は整理売りが出て値を沈めた。パラジウムは期先3限月が、9~12円安と反落した。