金 5,011円 (-28)

プラチナ 4,796円 (-46)

5/19、ニューヨーク市場の金相場は5営業日続伸の後で反落。強めの米経済指標を受けてドルが上げ幅を拡大したことが背景。また欧州中央銀行(ECB)が債券買いをペースアップする可能性を示唆したことを受けて世界的に株価が上昇した。堅調な10年物米国債利回りに加え、直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表を20日に控えた不透明感も金に対する地合いを圧迫した。金は利子を生まないことから、米国債利回りや他の金融資産の投資収益の上昇は金保有の機会費用を増やし、金にとって弱材料とみなされている。19日発表された4月の米住宅着工件数が約7年半ぶりの高水準だったことを受けて金現物相場は1%超下落した。相場は米東部時間午後2時39分(1839GMT)時点では1.5%安の1オンス=1207.30ドル。18日は3カ月ぶりの高値の1232.20ドルを付けていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは1.7%安の1206.70ドルで引けた。豪投資銀行マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「レバレッジのかかったマーケットと中央銀行の金融緩和への強迫観念が合わさると、受け取り方のわずかな違いが資産価格のかなり大幅な変化につながり得る」と指摘。「ハト派が優勢な時期があり、それが金相場の弱々しい上昇の引き金となった。今はより良い内容の米経済指標が出たことでいくらか相場の反落が見られる」と語った。最近の雇用、小売売上高、消費者信頼感に関する米経済指標が経済の弱さを指し示す内容で、米連邦準備制度理事会(FRB)が目先は利上げに踏み切れないとの臆測が強まったことを受けて、金は18日まで5営業日続伸していた。2008~09年の金融危機以来、金利が超低水準にあることが金相場の追い風になってきた。ドルは19日、主要通貨のバスケットに対し1.1%上昇した。ECBのクーレ専任理事が18日、ECBが量的緩和政策である債券買いを5月と6月に増やすと述べたことを受けて、欧州株も1%余り上伸した。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有が18日に4カ月ぶりの低水準の718.24トンに減少したことも投資家の金投資意欲を低下させた。東京貴金属の金相場は5営業日ぶりに反落。中心限月2016年4月先ぎりが前日比15円安の4701円、ほかが12~16円安で取引を終えた。日中立ち会いは、利益確定の売りが先行し、安寄りした。あとニューヨーク金時間外相場の下落を背景とした売りが出て、下げ幅を広げた。東京ゴールドスポット100は、14円安の4711円で大引けた。銀は10月きりの変わらずを除き、10銭~60銭安と反落。白金は総じて軟調。高寄り後、NY白金時間外安を受けた利食い売りが優勢となり、マイナスサイドに落ち込んだ。終値は、16年4月先ぎりが3円安の4529円、ほかは6月当ぎりの1円高を除き、4~10円安。パラジウムは11~26円安。8月きりと10月きりは取引が成立しなかった。