金 4,899円 (-10)

プラチナ 4,675円 (-36)

5/11、ニューヨーク市場の金相場は軟化した。米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年遅くまで利上げしないとの観測を裏付けるような米経済指標は好感されたが、ギリシャ債務問題の先行き懸念を背景に、ドル相場が対ユーロで反発したことの影響が大きかった。金現物は米東部時間午後3時05分(1905GMT)時点で0.4%安の1オンス=1183.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは前日終値比0.5%安の1183.00ドルで終了した。ドル相場は、ユーロの弱さを主因に、対主要通貨バスケットで0.2%上昇した。ギリシャのバルファキス財務相は、同国の流動性は「極めて差し迫った」状況に直面しており、欧州連合(EU)ユーロ圏諸国による対ギリシャ支援融資の拠出に向け、今後数週間内に合意する必要があると述べた。ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏は「相場は一段と弱気になった。ギリシャ危機は、(市場関係者を)取引に踏み切らせるには十分でないようだ。13日は米小売売上高の統計が発表される。8日発表された(米雇用)統計に続き、(FRBが)9月に利上げを行うかどうかを占う試金石となる可能性がある」と話した。世界最大の金塊上場投資信託、SPDRゴールドトラストの8日時点の金塊保有量は、15年になって最も大きく減少した。モルガン・スタンレーはリポートで「弱地合いが続く公算が大きい。ドル相場は下落から切り返し、引き続き金塊のロングに売りが出るというのが中期的な見通しだ」と指摘した。一方、キャピタル・エコノミクスはリポートで「FRBが早期の金融引き締めに動けば、金相場は一定の間、1200ドルを大幅に下回る水準に下落する下振れリスクはあるが、ギリシャ危機の拡大に伴う上振れリスクのほうが大きい」との見解を示した。東京貴金属の金相場は上伸。終値は、中心限月2016年4月先ぎりが前週末比18円高の4570円、他限月は17~20円高。先週末8日のニューヨーク金先物相場は、米国の早期利上げ観測の後退などを受けて小反発した。東京はNY高を映し、売方の手じまいが先行。その後はNY時間外の弱含みにより伸び悩む場面もみられたが、終盤にかけては再び買い戻された。東京ゴールドスポット100は、20円高の4580円で終了した。銀は期中以降が20~40銭高で引けた。白金はNY高を反映して3営業日ぶり反発。16年4月先ぎりが25円高の4434円、ほかは22~28円高。パラジウムは大幅高。出合いのない6月当ぎりを除いて、40~60円高。