金 4,909円 (+30)

プラチナ 4,711円 (+40)

5/8、ニューヨーク市場の金相場は小反発。3月分の米雇用統計の就業者数下方修正を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が近い将来の利上げを見送るとの観測が強まった。この日発表された4月の米雇用統計によると、失業率は約7年ぶりの低水準の5.4%を記録しており、引き続き年内にFRBの利上げが行われる可能性が示された。だが、前月3月の非農業部門就業者数はわずか8万5000人増に下方修正され、2012年6月以来の低調な数字となった。米国で6月に利上げが行われるとの予想は、まちまちな経済指標を背景に、年内の後半へと後ずれしている。金現物は米東部時間午後2時55分(1855GMT)現在、0.3%高の1オンス=1187.52ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の6月きりは6.70ドル高の1オンス=1188.90ドルで引けた。RBCキャピタル・マーケッツの貴金属ストラテジスト、ジョージ・ゲロ氏は「4月の米雇用統計は、短期的には利上げがありそうにない状況を示している」と指摘。雇用統計を受け、前営業日まで2日間の下落局面でショートを積み増した投資家の間で、ショートカバーが誘われたという。雇用統計発表後、ドル相場は対主要通貨で上げ幅を削り、米国の株は値を上げた。米国の金融政策の不透明感を背景に、投資家が様子見姿勢を示す中、3月半ば以降、金相場は約50ドルの狭いレンジで浮動している。トレーダーらによると、先週1200ドルを超える水準で上げを維持できなかったことも、相場の圧迫要因だという。MKSの取引責任者、アフシン・ナバビ氏は「割合早い時期に、1100ドルの水準を試すはずだ」と述べた。東京貴金属の金相場は小幅まちまち。中心限月2016年4月先ぎりが前日比変わらずの4552円、ほかが2円安~1円高で取引を終えた。日中立ち会いは、7日のニューヨーク金先物相場が良好な米経済指標や対ユーロでのドル高を受けた買方の手じまいに続落したことから、売り先行で始まった。寄り後は、円がドルに対して軟化したことから、全般が水準を切り上げた。東京ゴールドスポット100は2円安の4560円で終了。銀は10~30銭安。8月きりと12月きりは取引が成立しなかった。白金は小幅続落。安寄り後、NY白金時間外相場の底堅さを眺めた売方の手じまいに下げ幅を縮め、16年4月先ぎりが7円安の4409円、ほかは2~9円安で取引を終えた。パラジウムは出合いのなかった10月きりを除き、19円安~15円高で大引けた。