金 4,899円 (+24)

プラチナ 4,704円 (+2)

5/6、ニューヨーク市場の金相場は下落。米10年債利回りの上昇が、ドルの急落、弱めの米経済指標、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月会合で利上げを行う可能性への疑念を打ち消した。金現物相場は米東部時間午後3時10分(1910GMT)時点で0.2%安の1オンス=1190.01ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは、2.90ドル安の1オンス=1190.30ドルで引けた。米10年債利回りが2カ月ぶり高水準に上昇したことが、利子を生まない金塊の相場を圧迫した。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「金相場と最も相関性が高い米国の実質金利が上昇した。それが金相場を主導している」と指摘。同氏は、FRBが市場が現在予想しているよりも早期に利上げするとの見方だ。ドルは通貨バスケットに対し1%下落。6日発表された米国の4月の雇用関連統計で就業者数が伸び悩んだことで、FRBが6月の金融政策会合で利上げを行わないとの見方が強まった。これは金塊需要を増やす可能性がある要素となる。ダンスケ銀行のシニアアナリスト、ジェンズ・ペダーセン氏は「ドル安は明らかに支援材料だ。FRBの利上げを背景としたドル高が今後あるかどうかが、金相場にとっての不確定要素だ。われわれは9月利上げを予想する」と語った。今週FRB当局者らからは、利上げの可能性がある時期についてまちまちなシグナルが発せられており、見通しは不透明だ。投資家らは8日の米雇用統計を待っている。同統計は米経済状態や、利上げ時期を判断する手掛かりになるだろう。金相場は先週節目の1200ドルを割り込んで以来、その水準を回復していない。キャピタル・エコノミクスはメモで、「1200ドルは金にとって重要な下値支持線だと考える。相場がこの水準を割り込むと需給面で反応があるからだ。もし米金利上昇に対する金市場の反応が特に悪いものであれば、相場は1200ドルを大幅に割り込む可能性もある」と話した。