金 4,919円 (-34)

プラチナ 4,755円 (-10)

4/14、ニューヨーク市場の金相場は下落。株価上昇を受け、1オンス=1200ドルを下回る水準で推移した。ただ、米小売売上高と米卸売物価指数が予想より低い数字だったことを受けてドルが下落する中、金相場は下げ幅を縮小した。米商務省が14日発表した3月の小売売上高は0.9%増加した。伸び率はエコノミスト予想(ロイター通信調べ)の1%を下回った。一方、米労働省が同日発表した、3月の卸売物価指数は0.2%上昇した。ただ、前年同月比では0.8%低下し、2009年以来最大の下落率となった。ドイツ取引所の子会社マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)のシニアアナリスト、トニー・ウォルターズ氏は「小売売上高は予想を下回った。よってドルの軟化を背景としたショート・スクイズ(踏み上げ)が見られる」と説明した。金現物相場は一時1.2%下落し、2週間ぶり安値の1オンス=1183.68ドルを付けた後で、下げ幅を縮小し、米東部時間午後2時26分(1826GMT)時点で0.4%安の1193.16ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは、6.70ドル安の1192.60ドルで引けた。ドル指数は序盤は上昇したものの、直近では0.8%安。欧州株のFTSEユーロファースト300指数は一時2000年以来の高値を付けた後で、下落に転じた。米株価は幾分上昇した。ダンスケ銀行のシニアアナリスト、ジェンス・ペダーセン氏は「ドル高と金融市場のリスク投資意欲の改善によって資金が金から高リスク資産に流れ、今後、金相場は下落に向かうと予想する」と語った。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げを行う可能性が高まりつつあることを背景とした最近のドル高は、ここ数カ月間の金相場にとって向かい風になっている。ニューヨークのRBCキャピタル・マーケッツの貴金属ストラテジスト、ジョージ・ジェロ氏は「特にギリシャ、ベネズエラ、アルゼンチン、中東、東欧などの国々で多くの投資家が金(投資)に関心を抱いているものの、他の資産の魅力が持続しているため、資金が金に流れてこない」と指摘した。東京貴金属の金相場は3営業日ぶり反落。終値は中心限月2016年2月先ぎりが前日比58円安の4595円、他限月は55~65円安。日中立ち会いは、13日のニューヨーク相場がドルの対ユーロでの強含みを眺めて下落した地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後、NY時間外安や円相場の上伸を反映し、下げ幅を広げた。銀は金の下げに追随し、1円~1円50銭安と反落。6月きりは出合いがなかった。白金は91~97円安と3営業日ぶり反落。NY安になびいて安寄りした後も、時間外の下げや円高を眺めて一段安となった。パラジウムも3営業日ぶりに反落。終値は4月当ぎりの28円高を除き、36~57円安。