金 4,963円 (-11)

プラチナ 4,819円 (+2)

4/9、ニューヨーク市場の金相場は3営業日続落。最近の米経済指標の弱さにもかかわらず、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らの発言を受け、年内の利上げ期待がつなぎ留められたことに圧迫された。ニューヨーク連邦銀行のダドリー総裁とFRBのパウエル理事は8日、大方の予想より早く利上げに着手し、その後はゆっくりと追加利上げを進めていく可能性を示唆した。3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨も、6月利上げに含みを持たす内容だった。金現物は米東部時間午後2時39分(1839GMT)時点で0.7%安の1オンス=1193.96ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは9.50ドル(0.8%)安の1193.60ドルで引けた。LOGICアドバイザーズのビル・オニール氏は「資金流入面でマイナスの基調があり、これが金市場を圧迫した」と指摘。実需低迷などにも言及した。3日に3月の米雇用統計が発表され、米利上げ時期の先延ばし期待が高まって以降、金相場は6日、1224.10ドルの高値を付けたが、その後、2.5%反落した。カールステン・メンケのジュリウス・ベア氏は「米雇用統計発表後の動きは行き過ぎだった。FRBが利上げを先延ばしすると期待した投資家が一斉にショートカバーに動いた」と指摘。「さらに長期的なトレンドでは、金はなお、下落している。なぜなら最終的には、利上げは実現するからだ」と語った。東京貴金属の金相場は下落。中心限月2016年2月先ぎりは前日比44円安の4609円、他限月は42~46円安で取引を終えた。日中立ち会いは、8日のニューヨーク金先物相場がポジション調整に売りに押されて下落した流れを引き継ぎ、安寄りした。NY金時間外が1オンス=1200ドルの心理的な節目を割り込むなど一段安となったため、その後はジリ安歩調をたどり、結局この日の安値圏で大引けた。銀は期近6月きりと期先2限月が1円30銭~2円20銭安で終了。白金はおおむね4営業日ぶりに反落。NY安を背景に売り先行で始まった後も、NY時間外の上値の重さを眺め、弱地合いが継続した。終値は42~45円安。パラジウムは出合いのなかった4月当ぎりを除き、39~55円安で終わった。