金 4,956円 (-2)

プラチナ 4,758円 (-16)

4/2、ニューヨーク市場の金相場は反落、上向きな内容の米経済指標が、ドル安の影響を打ち消した。米指標は、経済成長が失速する中でも労働市場の拡大が続くとの期待を抱かせる内容だった。3日は重要な米雇用統計が控える。金現物相場は米東部時間午後3時01分(1901GMT)時点で0.3%安の1オンス=1200.10ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月きりは7.30ドル安の1オンス=1200.90ドルで引けた。2日発表された、28日までの1週間の米新規失業保険申請件数は前週から減少し、予想を下回った。また2月の米貿易統計では赤字が2009年10月以来の低水準となった。ただ、米経済成長が第1四半期に大幅に鈍化したとの見方から、ドルは引き続き圧迫された。投資家の注目は3日の米雇用統計の非農業部門就業者数に移った。ロイター通信のエコノミスト調査では、3月は24万5000人増と予想されている。2月は29万5000人増だった。貴金属関連サービスのMKSの取引責任者、アフシン・ナバビ氏は「週末を挟んだイースター連休を控え、手じまいが多い。流動性がすでに午後の取引で低下しつつあることは明確であるし、3日の非農業部門就業者数の数字をめぐる不確実性が高い」と指摘した。大半の米国市場がイースターで休場となる3日は商いが細ると予想される。一部の欧州市場は3日から6日まで休場となり、7日に取引を再開する。ニューヨークのRBCキャピタルマーケッツの貴金属ストラテジスト、ジョージ・ジェロ氏は「経済にとって良いニュースは金にとっては悪いニュースだ。インフレ率の上昇がまだ見えないことを意味し、きょうの失業保険申請件数統計によって再び米利上げスケジュールの見通しが立ちにくくなった」と指摘。アバトレードの主任市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「非農業部門就業者数の発表に向けて貴金属相場は不安定さが高まるかもしれない。しかし、同統計が弱い内容になる可能性もあり、そうなればドルが下がるかもしれない」と語った。非農業部門就業者数が弱い内容となれば米利上げ観測が後退する可能性がある。一部のアナリストは早くて6月の利上げ開始を予測している。米利上げは金など安全資産とされる商品に対する需要を低下させる。東京貴金属の金相場は続伸。終値は、中心限月の2016年2月先ぎりが前日比55円高の4617円、他の限月は50~56円高。日中立ち会いは、1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場が弱い米経済指標を受けて反発したことを受け、買いが先行した。その後、NY金の時間外相場は方向感を欠き、円相場も動意に乏しい状態が続いたため、手掛かり難から東京金は始値付近で推移した。銀は堅調。当ぎりの60銭安を除き、60銭~1円20銭高で終了した。白金は大幅続伸。終値は、中心限月の16年2月先ぎりが72円高の4504円、他の限月が70~80円高。NY白金の上昇を眺めて買いが先行し、その後も強気の買いに堅調に推移した。パラジウムも続伸し、40~67円高で取引を終えた。