金 4,816円 (-27)

プラチナ 4,576円 (-74)

3/17、ニューヨーク市場の金相場は不安定な値動きとなる中、約4カ月ぶりの安値に下落した。年央の利上げに踏み切るとの観測を支えるヒントが出てくる可能性がある米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、投資家は神経質になっている。金現物は、米東部時間午後2時34分時点で0.6%安の1オンス=1147.06ドルを付けた。序盤は2014年11月7日以来の安値となる1142.86ドルまで値を下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは5ドル安の1148.20ドルで終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、2日間のFOMCを始めた。アナリストの多くは、政策に関する声明文から「忍耐強く」との表現が削除されると予想している。この表現がなくなれば、2006年以来となる利上げに一歩近づくことになる。アバトレードのチーフマーケットエコノミスト、ナイーム・アスラム氏は「FRBが声明から『忍耐強く』との文言を削除した場合、金相場はさらに下落し、値動きは非常に不安定になると考えている」と指摘。「下値は1オンス=1058ドル前後になる可能性がある」との見方を示した。金利高は、金塊などの金利を生まない資産に対する需要を押し下げる。フォレックス・ドット・コム(ロンドン)のテクニカルアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「結局のところ、投資家はFRBによる早期利上げに関する見通しと、ドルへの影響に対して落ち着きを失っている」と話した。同氏は、注目されている「忍耐強く」との表現をFRBが18日に発表する声明から外せば、ドル高につながり、金や銀といったドル建て資産は圧迫されると分析している。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「依然として(相場には)マイナスの反応が出ると想定しているが、90%は織り込んでいるかもしれない。市場関係者の関心は、どの程度の速いペースで利上げが進むのかに移り始めるだろう」と述べた。金相場に対する市場関係者の見方は引き続き弱気が支配的となっている。東京貴金属の金相場は下落。終値は中心限月2016年2月先ぎりが前日比29円安の4494円、他限月は26~30円安。日中立ち会いは、週明け16日のニューヨーク金が、東京の日中終値時点を下回ったことを受けて安寄りした。その後はもみ合いながら、NY時間外の伸び悩みを眺めて値位置を切り下げた。銀は6月きりの20銭高を除き、30~60銭安とおおむね軟調。4月当ぎりと10月きりは出合いがなかった。白金は続落。NY安を受けて安寄りした後も、時間外の下げになびいて下げ幅を広げてた。終値は67~71円安。パラジウムは約定されなかった4月当ぎり以外が57~81円安。