金 4,843円 (+4)

プラチナ 4,650円 (-17)

3/16、ニューヨーク市場の金相場は下落。欧州株式相場が上昇したほか、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国の利上げ時期をめぐる手掛かりに注目が集まる中、およそ3カ月超ぶりの安値をやや上回る水準となった。金現物は米東部時間午後0時29分(1629GMT)時点で、0.5%安の1オンス=1153.26ドルと、前週に付けた約3週間ぶりの安値である1147.10ドルを辛うじて上回っている。現物相場は12日まで9営業日続落と、1973年以来、最も長い期間続けて値下がりした。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは0.80ドル高の1153.20ドルで引けた。金はドルが主要通貨バスケットに対し、0.8%下落したことでこの日の安値を脱した。ただドルは、今年に入って約10%値上がりしており、依然として高値圏での取引が続いている。シャープス・ピクスリーのロス・ノーマン最高経営責任者(CEO)は「現時点で思惑筋は金への関心をはっきりと失っている。ドルが急ピッチで上昇を続ける限り、相場の反転を見るのは困難だ」と語った。市場参加者は、17日から始まるFOMCで、どの程度早期に米国で利上げが実施されるかのヒントを見極めようとしている。金は利子を生まないため、金利上昇は需要減少につながる。ドイツ証取のMNIのシニアアナリスト、トニー・ウォルター氏は「現時点で売り持ち筋がポジションの扱いを再考する唯一の条件は、FRBが6月に利上げに踏み切らなかった場合だ」と指摘。「しかし、もしFRBが(FOMC後の)声明で『忍耐強く』との表現を削除すれば、金はさらに売り込まれると予想する」と話した。RJOフューチャーズ(シカゴ)のシニアマーケットストラテジスト、エリ・テスフェイエ氏は「すべてが利上げに向かっていることを示唆している。18日の結果は何であれ、相場は下値を試そうとしている」との見方を示した。金相場に対する投資家のセンチメントは弱気が続いている。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの13日時点の金保有高は0.28%減の750.67トンとなった。上海先物取引所の金相場のロンドン市場に対するプレミアムはやや拡大し、1オンス=5~6ドルとなっている。東京貴金属の金相場は寄り後引き戻し、中心限月2016年2月先ぎりが前週末比変わらずの4523円で取引を終えた。日中立ち会いは、めぼしい材料が少ない中、最近の軟調地合いを受けた弱気や手じまいの売りが先行して始まった。しかし寄り後は、ニューヨーク金先物時間外相場の上昇を眺めた買い戻しが優勢となり、全般が下げ幅を縮めた。他の限月は、4月当ぎりの3円安を除き、いずれも変わらずで終了。銀は10銭安~20銭高。期近2限月は取引が成立しなかった。白金は反落。安寄り後、NY白金時間外の底堅さを眺めた売方の手じまいが先行し、下げ渋った。16年2月先ぎりは25円安の4405円、ほかは20~25円安で大引けた。パラジウムは期先2限月が23~26円安。他の限月は出合いなし。