金 4,839円 (-4)

プラチナ 4,694円 (-14)

3/12、ニューヨーク市場の金相場はドルが約12年ぶりの高値から下落したことを受け、8営業日で続落の終止符を打った。ただ、米国の利上げ観測を背景に終盤は伸び悩んだ。12日の外国為替市場では、2月の米小売売上高が予想に反して前月比マイナスとなったことで、序盤の高値から軟化した。金現物は米東部時間午後2時23分時点で0.05%高の1オンス=1154.65ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは1.30ドル高の1151.90ドルで終了した。現物は序盤、1166.30ドルまで買い進まれたが、米株式相場が上昇して始まったことを眺めて上げ幅を縮小した。現物は11日、2014年12月1日以来の安値となる1147.10ドルまで売り込まれた。11日までの8営業日続落は、2009年3月以来の長さとなる。TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のスティーブ・スカカロッシ氏は「2月の米小売売上高は予想より弱い内容で、昨日には今年6月と多くが考えた米国の利上げタイミングについて、やや疑念をもたらした」と語った。バンク・オブ・ノバスコシアの貴金属部門責任者、シモン・ウィークス氏は「米国の利上げは既定路線であり、時期と利上げ幅の問題だ。利上げされれば金相場はもがく展開になるだろう」と話した。ユーロ売りは一服し、対ドルでは約2週間ぶりに上昇に転じた。ユーロの対ドル相場は、欧州中央銀行(ECB)と、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が乖離(かいり)する中、今年に入って約12%下落した。BNPパリバは12日のノートで、「FRBの今後の政策運営は、引き続き相場の注目材料になる」と指摘。「(米金融政策は)ドルの上昇ペース(と公的部門の金需要減退ペース)、それとともに金相場の下落圧力がどの程度になるかを決定付けることになる」との見方を示した。東京貴金属の金相場は小幅続落。終値は、中心限月の2016年2月先ぎりが前日比7円安の4518円、他の限月は5~7円安。ドル高・ユーロ安が進行する中、夜間取引では先ぎりが一時昨年12月17日以来約3カ月ぶりの安値である4470円を付ける場面がみられた。日中立ち会いは、夜間の軟調地合いを引き継いで弱気の売りが先行し、午前中は弱含みとなったが、午後にニューヨーク金先物相場が時間外で急に上伸したため、終盤にかけては下げ幅を縮小した。銀は50銭~1円10銭安で終了。白金は続落。中心限月の16年2月先ぎりは15円安の4426円、他の限月は8~26円安。先ぎりは、夜間取引では一時4カ月半ぶりの4387円まで下げる場面がみられたが、日中立ち会い終盤にNY白金の時間外相場の引き締まりを眺めて買い戻され、下げ渋った。パラジウムは38~80円安で取引を終えた。