金 4,843円 (-22)

プラチナ 4,708円 (-24)

3/11、ニューヨーク市場の金相場は1%超下落、一時約3カ月ぶりの安値を付けた。堅調なドル相場と米国の金利上昇見通しが圧迫要因になった。金現物は一時1.1%下落し、昨年12月1日以来の安値となる1オンス=1147.10ドルを記録。米東部時間午後2時35分現在、0.7%安の1153.10ドルを付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは9.50ドル安の1150.60ドルで引けた。ユーロ建ての金現物相場は約1カ月ぶりの高値で推移した。ゴールドコアの調査ディレクター、マーク・オバーン氏はドル高の影響が大きいと指摘したほか、テクニカルな売りがあったと説明。1150ドルを割り込んだ後の金相場の下値支持線は1130ドルだと述べた。金相場の軟調を背景に他の貴金属も値を下げ、白金は2009年7月以来の安値を付けた。先週の米雇用統計も金相場の弱材料。同統計を受け、今年半ばに米国の利上げが始まるとの見方が再び強まっている。三菱商事のストラテジスト、ジョナサン・バトラー氏は「最終的には下値支持線は1130ドルだろう。これは昨年の安値近辺だ。1月末以降の短期的な下げ基調に対して反論するのは困難だ」と語った。欧米の堅調な株価も相場の圧迫要因だったという。トレーダーらによると、金が数カ月ぶりの安値を付けたため、アジアで安値拾いの動きが出ているという。中国での国際指標相場に対するプレミアムはオンス当たり約5ドルだった。東京貴金属の金相場は7営業日続落。中心限月2016年2月先ぎりは前日比14円安の4525円と、継続足終値ベースで14年12月17日(4503円)以来約3カ月ぶりの安値で取引を終えた。10日のニューヨーク金先物相場がドル高を背景に下落した上、為替が海外市場の流れを引き継いで円高に振れたため、日中立ち会いは手じまい売りが先行して始まった。NY時間外が一時戻りを強めたほか、円高も一服したことから、売り一巡後に下げ幅を縮める場面があったが、その後はNY時間外の上値が重く、東京の戻りも限定的となった。他限月の終値は11~20円安。銀は期近6月きりと期先2限月が10~70銭安で終了。白金は続落。NY安と円高を受けて安寄りした後は、NY時間外のジリ安に圧迫され、軟調地合いが継続した。16年2月先ぎりの終値は60円安の4441円。終値ベースで14年10月31日(4435円)以来の安値水準。他限月は50~61円安で大引けた。パラジウムは4月当ぎりの4円高を除き、41~62円安で終わった。