金 4,865円 (-29)

プラチナ 4,732円 (-71)

3/10、ニューヨーク市場の金相場はドル高や年央の米利上げ観測を背景に、3カ月ぶりの安値を付けた。早い段階で1オンス=1155.60ドルと、2014年12月1日以来の安値まで下げた。米東部時間午後2時9分(1809GMT)時点では0.4%安の1161.55ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりは6.40ドル安の1160.10ドル。白金は1124ドルと、09年7月以来の安値。自動車業界からの需要後退や生産増の見通しが主因で、年初来の下げは6.3%に達した。アバ・トレードの主任市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げの可能性を示すドラムが鳴り始めたことを考慮すると」金相場は引き続き圧迫されると語った。先週末6日に発表された米非農業部門就業者数が強かったため、FRBが年央までに利上げを開始するとの見方が強まった。FRBは08年12月以来事実上のゼロ金利を続けており、金相場は押し上げられていた。しかし、FRBが緩和策の撤回の方針を示し始めると、金相場の下げが始まった。ダラス連銀のフィッシャー総裁は9日、緩和策を直ちに終えるべきだと語った。ドルの対主要通貨バスケット相場は03年9月以来の高値を付け、ドル以外の通貨を持つ投資家にとって金相場が割高となった。ロンドンのフォレックス・コムのテクニカルアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「金相場は2008年の安値からの上げにおけるフィボナッチリトレースメントの61.8%の水準、1155ドルに到達した」と指摘。「間違いなく、これは重要なサポート水準だ」と語った。一方で投資家はギリシャの債務危機をめぐる協議に注目している。東京貴金属の金相場は6営業日続落。終値は中心限月2016年2月先ぎりが前日比12円安の4539円、他限月は3~16円安。日中立ち会いは、ニューヨーク時間外が9日の東京の終値時点より安かったことから、軟調で始まった。その後は為替や時間外次第でもみ合い、日中始値をやや下回って終了した。銀は方向感に乏しく、60銭安~20銭高と小幅まちまち。6、8月きりは出合いがなかった。白金は続落。NY時間外安を眺めて小安く始まった後、時間外の下げに追随して崩れた。終値は21~31円安。パラジウムは31円安~10円高とまちまち。