金 4,966円 (+5)

プラチナ 4,879円 (+8)

3/5、ニューヨーク市場の金相場は小幅安となり、1オンス=1200ドルを割り込んだ。この日は、欧州中央銀行(ECB)が2016年の物価上昇見通しを従来の1.3%から1.5%に引き上げるなどと発表した後、インフレ・ヘッジの金塊が買われ、一時的に相場が上昇した。しかし、その後はショートカバーが途切れたことで下落に転じた。コメルツバンクのアナリスト、ダニエル・ブリスマン氏は「ECBは成長や物価上昇に関してアナリストよりもはるかに楽観的だ。ただ、市場で注目されたのは(ECBの発表を受けた)通貨(ユーロのドルに対する)下落だった」と話した。米東部時間午前2時10分(1910GMT)時点では0.04%安の1199.45ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月きりの終値は0.4%安の1196.20ドル。ニューヨーク駐在のHSBC証券主任金属アナリスト、ジェームズ・スティール氏は「ショートカバーが細って相場は下落した」と話した。6日は米雇用統計発表がある。連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ時期に影響を及ぼす可能性があるか、発表内容が注目される。マッコーリーのアナリスト、マシュー・ターナー氏は「金相場はどこかの時点で利上げの問題から脱する必要がある。しかし、実際に利上げが実施されるまではどうなるか分からないと考える人も依然としているように思われる。そういう人にはそれなりの理屈があって、過去8年間、利上げは毎年あるあると言われながら結局一度も行われなかった。そういう意味で、雇用統計は極めて重要だ」と話した。ドルの対主要通貨指数は11年半ぶりの高水準に上昇した。東京貴金属の金相場は3日続落。終値は中心限月2016年2月先ぎりが前日比10円安の4629円、他限月は7~12円安。日中立ち会いは、4日のニューヨーク相場が為替のドル高・ユーロ安を受けて下落した地合いを引き継ぎ、安寄りした。その後はNY時間外の堅調を眺めて小戻した。銀は約定された期中以降が10~20銭安と小甘い。白金は上伸。NY安を受けて安寄りしたものの、時間外の堅調を背景に切り返した。終値は3~16円高。パラジウムは8月きりの1円安を除き、5~15円高。